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信州BW後援会東京支部支部長奮戦記 【再会】

2019年7月

恩師が県知事から表彰された事をうけて
祝賀会が行われた

長野県バスケ関係重鎮が勢揃い

席次表である方のお名前を見付けた

株式会社 スポーツスピリット
代表取締役社長 片貝 雅彦

数年前に大田区のアウェイ戦で
片貝社長を訪問した時の記憶が甦る

挨拶に行こうかどうしようか
迷うこと乾杯までの十数分

祝辞ではおじいちゃんみたいな年齢の方々が
代わる代わる涙を流しながら恩師との思い出を
お話されていた

恩師もまた今まであまり振り返ることがなかった
であろうバスケ人生を
時には声を詰まらせながら
語っていた

戦ってきていたんだ

自分のためじゃない

長野県のバスケのため

長野県のバスケプレイヤーのため

改めて思った

先生に出会えて良かった。。。

乾杯が終わり、先ほど見付けた
片貝社長の方を見る

あら

社長と目が合った!Σ( ̄□ ̄;)

社長の元へとダッシュ

「私のこと、覚えていらっしゃいますか?」

「勿論です!お名前見付けて嬉しかったです」

「あ( ̄▽ ̄;) その節は大変失礼致しました」

「いえいえ!この後祝辞を頼まれているので吉瀬さんとのエピソードをお話させて頂こうと思っていたんです!」

「ぇ? マジですか。」

信州ブレイブウォリアーズの社長ともあろう
お方が、このそうそうたる顔ぶれを前に
あんな失礼なアポ取りをしたエピソードを
お話になると?

え`````````

えが存在することのない濁音の心の声が

社長の祝辞が始まった

bj時代のご苦労
バスケ界の二分化
レフリー問題


その窮地の一部を救ったのが恩師

恩師は当たり前のことを言い
当たり前のことをしただけなのだ

でも色んな柵の中でなかなか言えないのが現実

それなのに

長野県のバスケを守るために

長野県のバスケプレイヤーを守るために

プロもアマチュアも関係なく

バスケットをする者たちのために

恩師は自らが被るかもしれない
バッシングを危惧することなく
堂々とやってくれていたのだ

「今のブレイブウォリアーズがあるのは、先生のお陰ですと言っても過言ではありません」

なんていい話なのー

なんて素敵な恩師なのー

やっぱり大好き❤❤❤

と思っていたのもつかの間…………

「あそこに座ってらっしゃる吉瀬さんとの出会いをお話させて頂きます」

ご丁寧にもジェスチャーで私を指す

重鎮・諸先輩方が一斉に手の先を見る

気付かない振りをするべきか

いや
それは失礼だよな

あー

どうしよう

と思っていたのに
条件反射的に
中腰程度に立ち上がり
社長はじめ重鎮に向けて
会釈をしたわたし

あ( ̄▽ ̄;)
いや

スルーしたかったのに…………

そして
すかさず同じテーブルに座っていた
高校の先輩方が

「お前はブレイブウォリアーズにまで知れ渡っているのか!! 何者だよ!!!」

重鎮達の眼差し

先輩方の眼差し

痛かったわー

そんな現場の気まずさとは裏腹に

さっわやかな顔をしてお話を続ける社長

あー
甦った

昨日の事のように。。。。

さーせん(。・ω・。)

翌日再会のお礼メール

出会いの場となった大田区アウェイ戦の日程確認

10月に試合がある事を知り

「10月の大田区行きます!」

とお伝えした

二ヶ月ほど経ったころ
面白いビジネスの話があり
社長に情報をシェアした

今後まだまだ発達していくであろう
インターネットを使って
効率よく商談・契約が出来るビジネス交流会
経営者・決定権をもった人のみが参加出来る交流会

信州ブレイブウォリアーズを知って貰う
全国からスポンサーを募るのにもってこいの
交流会だと思った

社長は即答だった

「やりまーす!」

あれ?
今までは敬語が多かった文字がくだけた感じ

私の中で社長に対する緊張が解けた瞬間

恐らく社長はそんなこと知るよしもない

その頃からかな

私が信州ブレイブウォリアーズに関わりたい

と具体的に思うようになったのは

出会いのエピソードで語られた

「私は先生が大好きなんです!!先生への恩返しがしたいのです!!信州ブレイブウォリアーズに協力させてください!!!」

初めましての社長と会長を前に熱く語った
あの想いがもしかしたら形になるかもしれない

メールのやり取りの中で

「社長。私のターゲットはあくまで個人が多いので、社長が交流会に参加していない時には信州ブレイブウォリアーズをみなさんに知って頂けるようにアナウンスさせてください!スポンサー集めにも協力させてください!」

と、いよいよ具体的な行動を取りたいと
思うようになっていった

ただ、個人がそう動いて社長に迷惑を掛けたら申し訳ない

その旨もちゃんと伝えた

「それでしたら、自他共に認める肩書きを用意しましょう!」

後援会に入り、東京支部として活動していくことを提案頂いた

大田区の体育館で諸々の打ち合わせを兼ねて
ミーティングする事が決まった

そして
あの
千曲川の氾濫

私の頭は一瞬フリーズしそうになった

長野市近辺は、ブレイブウォリアーズもだが、恩師のバスケ関係者も多く点在する地域

ニュースで知り直ぐに社長にメール

「今氾濫してます……」

真っ暗闇の中で
まだ状況は把握できないであろう

「もし、私たちに出来ることがあったら遠慮なく仰有ってください。物資なり人手なり。お手伝いする事も先生への恩返しですから」

そう

出来ることは限られている

それでも

何かせずにはいられなかった

恩師が紡いでくださったこのご縁

自己満足であってもいい

何かすることで恩返しになるのなら

目の前にある現実に

全力で協力しよう

そう思ったのだった

翌日恩師へも電話した

バスケ関係者が多く点在する長野市周辺

多方面と連絡を取っているとのことだった

1~2名と連絡がとれていないが
恐らく大丈夫であろうとのことで
少し安心した

「片貝さんにもメールして何か出来る事があったら遠慮なく仰有ってくださいと伝えました」

と報告をした

「おー、そうかそうか。ありがとう。」

こんなことでお礼を言われるとは………

大田区には来られるのだろうか。。。

「試合には来られるのですか?」

「ありがとうございます。行きます!」

文字から何か

力強いエネルギーを感じた

大田区での再々会を約束してメールを終えた

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