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太陽が射手座へ~ゼウス出生の神話

11月22日夕方5時20分小雪
そしてここから
太陽は人馬宮=射手座に入ります
ということで今日は射手座の守護星である木星、
そしてその木星の守護神であるゼウスについてのお話です

…と申しましてもnoteの更新が遅れまして
こちらは11月22日にstandfmで配信した内容となります。
そんなことですが、よかったらおつきあいください。

射手座生まれの皆さん
まずはお誕生月突入です。
遅くなりましたが、おめでとうございます。
また良い一年になるといいですね。

木星の神様の射手座らしいところ

さて射手座の守護星は木星、
太陽系の中で大きさ、質量ともに最大の惑星です。

古代ローマ神話の神ユーピテルを語源とする
英語ではジュピター
後にギリシャ神話でゼウスと一緒にされました。

ちなみに日本では、といっても
はじまりは中国かもしれませんが、
陰陽道には8人の方位の神がいます。
そのおひとりなんですが、
太歳神(たいさいしん)という神様いらして
こちらが木星の精とされています。

ですが、今回もいつも通り
ギリシャ神話でお話したいので
天空の神、神々の王とされているゼウスのお話を
させていただきますけどね。

そしてこのゼウス、
今まで他の星座や神様の話をしてますが
ほぼ毎回に近いくらい
事あるごとにでてくる神様
あちこちで浮名を流し
子どもをつくっては
正妻ヘラに叱られたり
ヘラが愛人を攻撃したりと
なかなかエピソードが多い全能の神です。

が、個人的見解ですけど
この大らかさや懲りない感じ
天真爛漫な明るさ陰りのなさ自由さ

このあたりが
射手座っぽいと思うのですよ。
そして
ロマンティック、自信と熱意、
冒険や王座というのもふさわしいのが木星
そして射手座のイメージ
でもあります。

ゼウスの家系図

さて、そんなゼウスなので
どのお話しようかと
たくさんありすぎて迷いましたが
今日はあらためて
生まれた時の話をしたいなと思います。
ティターン族時代からのお話になります。

このティターン族ですが、
ゼウスやよくお話をするヘラとかアテナなど
オリュンポスの神々以前の古い時代の神々。
オリンポス12神に対して
ティターン12神がいらっしゃいます。

ウラノス(天)とガイア(地)の夫婦からうまれた神々です。

この中に夫婦の子に
クロノスという神がいます。
大地および農耕の神です。
こちらがゼウスの父です。

クロノスは「お前の子どもがお前を滅ぼす」と
自分の父であるのウラノスから言われて

子どもたちをみんな呑み込んでいました。
この子どもたちの中には
ポセイドンやヘラなどがいます。

けれどクロノスの奥さんレア、
つまりゼウスの母は耐え切れなくなり、
末っ子にあたるゼウスだけをこっそり逃がしました。

そして成長してたゼウスは帰還し
父クロノスを退治して、呑み込まれていた兄姉たちを吐き出させ
ギリシャ神話オリンポス12神の時代が始まったのです。

音声配信はこちらから

ティターン族とオリンポスの戦い

さて、この父クロノスとゼウスたちが戦った時のこと。
ティターン族がクロノス側について
10年もの大戦争
だったそうです。

きっと これも実際の歴史の中で
大きく支配者が変わった時代のことを
神話にしたのかなと考えたりします。

例えば日本なら
大国主命から天照大神の孫へ
天孫降臨や国譲り神話があるようなもので、
ローマでは戦いだった感じかなと勝手に想像しますが。
日本も、戦ったのかもしれない、とも妄想したりもしますけれど。

ギリシャ神話に戻しますと
創世神話がこのガイアの時代、
ティタン族が滅ぼされてからが神話の時代
そして英雄の時代としてトロイア戦争あたりのお話

なっていきますが、とにかく
ティターン族のウラノスはゼウスのおじいちゃんです。

ゼウスの父とおじいちゃんと

さて、ここで、ご存知の方も多いでしょうが
ゼウスが戦った父クロノスがなぜ、
自分の父ウラノスから
「お前は子どもに滅ぼされる」と
呪いのようなことを言われたかというと…

さかのぼれば
クロノス自身が
母ガイア、つまりゼウスのおばあちゃんに従って
自分の父ウーラノスの生殖器を切り取って
父の支配権を奪ったから
です。

その時に「お前も子によってその座を奪われる」
因果は巡る的な、そんなことを父からいわれたので
それを恐れていたのですね。
そこで生まれた子どもを呑み込んでいったのでした。

結局、同じようなことが繰り返され、
そしてゼウスが呑み込まれていた
兄や姉を吐き出させたということになります。

有名なティターン族の神といえば

ちなみにちょっと戻りますがティターン族ですが
先にも上げました
ウラノスとガイヤの間に生まれた子どもたちですが
この中には、火を盗んで人に与えた、かのプロメテウスとか
アポロンの前に太陽の神としてあがめられていたへ―リオスとか
同じくアルテミスの前の月の女神セレーネとか、
かのパンドラの箱のパンドラとかも含まれます。

他には個人的に大好きな女神がいます。
それはあの有名スポーツメーカーNIKE=ナイキ
ここからとったという女神ニケなども
子孫として入っています。

役者やスポーツ選手にも射手座

また少しそれましたので
今一度、木星とゼウスに話を戻しますが、
ともあれ一番大きくて
古代からもはっきり見えたであろう木星です。

他の星々に影響を与えている点でも、
夜空を眺めた時にも
は存在感が大きい星です。

広い世界をかけぬけたり
知性と言う意味で広い世界を持つ
そんな射手座・人馬宮。

神話とは少し違いますが
この射手座はよく
知識を取り扱うとか
自営業とか国際的な仕事が向くとか
一般的に言われます。
また、このほかに顕著なのは
射手座生まれともう一つ、射手座にアセンダント
(=生まれた時に位置していた東の地平線と太陽の通り道が交わった点)
がある人は、役者さんとかミュージシャンも多いのです。

耳がいい人も多く、そして美しい人、
それも筋肉とか身体のバランス
骨格や肉体美も含めて整っている、
そういう傾向がみられます。

そして身体バランスがよいので
身体能力も高く、
スポーツ選手としても
射手座は強い傾向があります。

ということで今日は射手座・人馬宮の守護星
木星と守護神ゼウスについてでした。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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