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夢解きについての質問へのお答え

昨年につづき夢に親しんでいただこうと、夢解きキャンペンを2月一杯行っています。そこで、また夢解きについてのお尋ねなどもいただいているので以前と重複するところもありますが、あらためてお話したいと思います。


Q1夢占いや夢判断と本は役にたちますか?

よく聞かれるのは「これが出てきたらこんな意味」と書いてある、
ネット上の記事や本などは参考になりますか?」ということです。

これは、一般論の意味のようなものなので、当てはまる場合もあれば、個人それぞれでは違うので、当てはまらないこともあります。

ただ、世の中には普遍的なイメージを抱かれるものはたくさんあります。ですから、比較的普遍的な意味合いがあるものは、わりと近い意味になっている場合もあります。けれどそれでも、個人的には、そこで止まっては、夢解きの甲斐がないと個人的には思います。

お勧めしたいのは、その本などを見るより前に、情報を入れる前に、まずは自分であれこれ自由に考えていくことです。この方が大切だと思いますし、関係なさそうだと思ったけれど、はっと気づくことも多くなると思います。

また例えば夢の意味の本などをみて、先に「ああ、そういう意味なのかあ」と思うとします。でもそれは実際には、そこに書いてあることに、自分が頭で考えた「自分の答えだ」と思うことを結び付けて当てはめて納得しているだけかもしれません。そして「当たっている」とか「正解だ」と思う場合もあると思います。

音声での配信はこちらからhttps://stand.fm/episodes/65cc5364863124ea0470b5fb

ただ何度も言ってますが、当然、当てモノではないので、このように答えに飛びつくよりは、むしろ「わからないな」が答えの方が良い場合があります。せめて無理やり当てはめようとせずに、よくわからんなあと放置していた方が、仮にすぐには解らなくても、もっと後になるかもしれませんが、「あれってそういうことかも!」と、はっと気づくことがあるからです。

ですから、せめて、自分でたくさん考えたあと、本や記事を開いて、可能性を広げてみるという使い方をお勧めしたいと思います。

また、頭で考えているというのは、既に意識化されているもので考えているということです。けれど夢は無意識が贈ってくるものです。意識化された思考によって、すぐに無意識の深い所にたどり着くのは、思うより容易ではないと思います。

例えば、何かが夢にでてきて「こんな意味」と書いてあるとします。すると、「そう言えば思い当たることがある、この出来事を言っているのかな、そうか!きっとそうだ、当たっている」と言うような流れで終わることが多気がします。でも大切なのは、実はその後なのです。

勿論、ひとりで楽しんでいる場合はそれでもいいわけで、よほど深い夢でないかぎり、日常の情報処理をしているだけの場合も多いものですから、それでも全く問題はありません。

けれど、それで「夢ってこんなもの」と思われると、夢好きとしては、ちょっと歯がゆい気持ちになります。本来の夢の力を知らないままで、簡単に決めつけられているのかなと思うと、残念な気持ちになります。これは全くわたくしの個人的感情ですが。

夢は無意識の産物だと言われています。日ごろ、常識や「こうあるべきと言う自分の決め事」、或は「周囲の決め事に縛られている意識」とは別もの、そんなものには何の遠慮なく、無関係なのが夢である、と言われています。ですから、するするっと順序立てて、当たり前のストーリーをつくって納得しても、本当はもっと更に奥がある可能性が高いのです。

ですからまずは自分で自由に考えてください。その上で参考にしていただければと思います。

Q2 悪い夢といわれたらどうしたらいいですか?

また他に、例えばそこにこの夢は「よくないトラブル」とか書いてあったらどうしようというお尋ねがあります。これも鵜呑みにしなければいいという先のお返事と同じです。

ただせっかくなのでもう少しお話するなら、それも額面通りではなく、その人の中の何を見るかがポイントです。自分の日々を当てはめてください。

例えば歯が抜ける夢は親が死ぬとという迷信が昔あったようですが、乳歯がぬければ永久歯になる、大人になるわけです。親が死ぬというよりは、親からの自立、再生、新しい関わり方、子どもの自分ではなくなる。つまり親はいなくなる、と言うことも言えるのです。

どの側面をどう見るかで、プロセスも受け取り方も変わってくるので、安易に決めつけない方がいいとも思います。

また、これはちなみにですが、この歯が抜けるというのは割と衝撃に感じやすいことかもしれません。日常でそう簡単に抜ける体験をしませんからショックも大きいという場合があるようです。けれど、たいていの方が忘れているのですが、大人であれば、子どものころに乳歯が抜ける経験はしているわけです。そんな時のことが関係していることもあれば、或は現状をかみ砕けないで歯が折れる抜けるというような場合もあり、一つの答えにすぐ飛びつかないようにしていただきたいとも思います。

夢や見たものと現実のバランスをとる

それから、夢も、また、起きている時にふと見る、或は見たと思う何かイメージも同じものだと思いますが、この場合も含めて、ともあれ、現実とのバランスは大切だと思っています。

例えば、夢に神が出てきたから神のお告げではなくて、自分の実生活、今の自分とどう絡むのかによって、本当の意味が解り、よりよく生きるため、或は面白いなと思って生きるために生かされていくと思います。

これは聞きかじりの知識レベルの話ですが、脳は自分の経験などから、そこに信じるものを見るという働きがあるそうです。これを「脳の仮設立証性」というそうです。

説明されている内容では、「あれは何だろう」と、見た者がよくわからない時には、自分の記憶や体験、感情など、既に持っているもの、想像ができるもの、考えうるものなどから「あれ」に似たものをさがして、自分の都合がよい方向に解釈をしていくというものだそうです。

これは個人的にいつも思っていることと同じことで嬉しかったのですが、人はそこに「信じるものをみる、見たいものを見る」というだと思います。

あらかじめ知っている範囲内での解釈をしようして、それは前記した夢のあてはめも似ていますが、「脳がそうあってほしい」という解釈をしがちなのだそうです。理解できない現象や知らないこと解らない、となったら、とても不安になるので、最終的に「きっとあればとんでもないものだ」とか「この世のモノではない」とか、時には逆に「神だ」というような結論を得ようとするそうです。

それはそれで、その時にそのイメージが大事な時もあるのでいいと思うのですが、例えばそれを神秘体験みたいなことで片づけてないで、或は、場合によっては特殊能力みたいに錯覚しないで、「なぜその出来事に行きついたのかな」「なぜ今それを見たのかな」などと思い浮かべることから、本当の意味が解ることがあると思います。

夢の内容は、脳が受け取った情報や思い出を元に作られ、過去の出来事や日常で感じたことが夢の中で再現されることも多いといいます。また、無意識の願望や不安なども夢に現れます。仮に不思議だとしても、自分のそれが何と結びついて、或は呼応してその夢になったか、または、そのイメージを覚醒時にみたのか、ここを考えていきたいと思いますし、お勧めしています。

まとめの音声配信

最後に、上記の記事について、わたしの夢の実例からこれらについてのわたしの伝えたいことを話した音声配信はこちらです。今回の記事の総括のつもりです。最終テーマは「囚われない」でした。よかったら聞いてみてください。

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