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神話や物語のお話

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その場所に立ったからこそ、感じられること、観えることがあるから、旅が好きです。そこに伝わるエピソードや神話、自身の旅の想い出でもあり、魂や心を豊かにしてくれた時の記録でもあります。
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2021年7月の記事一覧

#068スジャータの話+イソップ蝉と蟻たち+レオレオニのフレデリック=物語のお話

前回、熊野三山のアクセス話から 補陀渡海、捨身行についてお話しました。 そこからジャータカ物語にあるウサギの話になり 子どもの頃私は「ジャータカ」を間違えて覚えていたことがあり、 それは関西のラジオでの時報をスジャータが提供しており ♬スジャータスジャータ♬ってなるから なんとなくジャカータだと思っていたなどということを付け加えました。 でもよく考えたら「スジャータ」 それは釈迦に関わる大事な女性の名前だったと今更気づくのでした。 お釈迦さまは、それこそ生死の境を行き来す

イザナギノミコトの旅1/黄泉比良坂

和歌山により、大阪に宿泊した日がありました。 そこで今までなかなか立ち寄ることができなかった 松江市東出雲の黄泉比良坂と揖屋神社に詣でることにしました。 なぜそのタイミングかと言えば、 博多から新幹線で岡山に入るより、 新大阪からであれば45分程度、早くつくことと、 黄泉の国があるという紀伊半島から 直接、黄泉比良坂に出向きたかったと言うのが理由です。 (2019年7月の情報ですので お出かけの際は、最新のものをお調べください) 始発の新幹線で新大阪から岡山まで、 岡山

#057 瞑想までしなくても緊張の緩和は手のひらだけでもできるなぁと再確認した話

この日はちょっと今更ながら、朝思ったこと 毎朝、勤行をして その後少し目をつぶって座っているというお話は 以前したことがあるのですが その時の手の形と場所のことです。 私は結跏趺坐(けっかふざ)で座っていますが その時の、手の方についてです。 はじめは両手を脚の上で重ねます。 「定印(じょういん)」 そして少ししたら掌を上にむけたまま 両手をそれぞれ膝の上にのせます。 少し掌に、何かのっても落っこちないようにくぼませています。 これだけで、少し胸がひらかれて 私の場