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相手の立場に立つ

8時に目を覚ますことができたのに、結局起きたのは12時40分。肌寒いくらいのクーラーと、外からかすかに響く雨音は睡眠を助長させる。
とか言ってるけど、シンプルだらしないだけです。甘ちゃんです。

就職活動が3カ月ほど前に終了し、来春から働くということの現実味が帯びてきている。
就活を振り返った時に、自分の事を考える期間になった、とはっきり言えるのだろうか、と甚だ疑問を感じる。
とりあえずしっくりくる言葉を並べて自分を着飾り、自身のことを知ったふりになっていたように感じる。

就活をしていると、自分の長所を考えることから逃げることが出来ない。
長所なんて、自分の数ある面の中から意識して探してみた結果見えてきた一面でしかないように感じる。(僕がちゃんと自分と向き合ってなかったからこう感じているのかもしれない。)

僕は、長所を「相手の立場に立って物事を考えることが出来る力」としていた。
ありきたりだし、引き付ける要素もくそもない。

さて、今考えると、これは果たして長所なのかと疑いを持つ。

相手の立場に立って考え、行動したとしても、それは自分の主観的な考えで、ただの自己満ではないのかと思う。

先日読んだ本に、
「生きているだけで偉いなんて言わないでほしい。病気の治療をしていれば、生きていることが一番苦痛なのだから。」
と書かれていた。

この言葉にハッとさせられた。
みんな自分の事も知らないのに、他人のことなんて知る由もない。
なのに、知った気でいて、偉そうなことをする。

相手の立場なんて誰も分からない。軽々しく立たれたくもないと思う人がいることを知っておかなければならない。

でも時には、助けを求める人もいる。
そういう人が助けを求めやすい環境を作ること、そして、求めてきたときに、すぐに行動できる準備をする。
相手の立場になんて立たなくてもいい。
でも、想う気持ちは常に胸に留めておく。

僕にできるのは、傲慢な考えなんて捨てて、ただ想うことだけなのだと思う。

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