ふと、逃げ出したくなる時がある。
ふと、泣きたくなる時がある。

思うようにいかない。
自分には持っていないものを持っている人をみれば、頑張ってきた自分が虚しくなってどうしようもなくなる。
理由なんてない。原因なんてない。
何で頑張っているんだろう。

そんなことを思う時は何度もある。
自分のことは嫌いじゃないのに、こう思う度、心がどんどん病んでいく。

どうして?どうして?

答えのない問いと、虚しい気持ちが僕の心をどんどん蝕めていく。

人はないものを欲しがる。社会では無いものねだりというのだろうか。そんなことを頭では分かっている。
でもそうじゃない。
心が病んでいくから、頭では意味がない。


僕はこういう生き方をしてる。
みんな口には出さないけど、同じような気持ちで生きている人はたくさんいるんだろう。
毎日懸命に生きる自分、自分のできる範囲で精一杯頑張る自分。その裏で泣いている自分。

僕はそんな人に文章を届けたい。
文字を届けたい。

僕は小説の世界に逃げて、泣きたい自分と向き合っている。逃げていることと向き合っていることは正反対かもしれないけど、それが僕の生き方だ。

だから、僕と同じような人が一人でも救われる文章を作れたら、本当に嬉しくてしょうがない。
文字だったら、ずっと残る。世代を超えて、救われる続ける。

こんなこと言ってる自分ができるかどうかも分からないし、自信も勇気も全然ない。考え方も変わるかもしれない。
でも、それが今の僕の、本当の夢で本心だ。

ふと逃げ出したくて泣きたくて仕方がない瞬間に、僕の文字が文章が思いが届きますように。

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