舞台出演のこと、個性ってこと。

どうも、KARUです。

ご無沙汰になってしまいました〜。noteの更新はワンマンの記事依頼ですね。覚えてますか？KARUです。

今は8/21〜29日にザム座阿佐ヶ谷にて出演する舞台『線香花火』の絶賛稽古な日々です。つまり、森原彩夏な日々です笑

座組のみんながまっすぐに役と、シーンと、作品に向き合う人ばかりで、毎日いろんなことを試せるので有難いです。たくさん遊ばせてもらってます。そして、この作品の中で生きていられてすごく楽しいです。

世の中とかご時世とかそんな言葉を口にしなくてはならず心苦しいことこの上ございませんが、よければ観にいらしてください。役者としていられるのは、やはり観にきてくださる方、楽しみにしていてくれる人がいるからこそです。是非、そしていつもありがとう。宜しくお願いします。

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”精神障害”と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか？

（ここからは私の考えを書き連ねていこうと思いますので悪しからず。）

もちろん人により様々だと思います。もしかしたらいい印象を持つ人はあまりいないのかもしれません。ただ、なにかきっかけがあれば誰だってなりうるものなのではないかと私は思います。

私が演じる聡子という子もとある精神障害を患いこの施設にて暮らしています。先天性のものではありません。彼女にとってなにか大きなきっかけにより、それと共に生きて行かなくてはならなくなりました。（他人にとってそのきっかけなんて、もしかしたら小さいものなのかもしれないけど、本人にとってすごく大事なことなのかもしれないし、そもそも俯瞰してダメージの大小を考えることがナンセンスだと思うんですが、そこはこの作品にはあまり関与していないことなので置いておきましょう。）

彼女にとってはもちろん望んではなかったことで、所謂「普通の生活」ができなくなってしまったジレンマやそれに対する憧れなどは計り知れないと思います。普通ということに対して彼女自身もきっと囚われている一人ですね。

人は弱さを持っているものだと思います。その弱さと向き合える人、向き合えない人、誰かと一緒にいることでどうにかいられる人、何かに逃げてしまう人、いろんな人がいる。どれがいいとか悪いとか正解とか間違いとかなんて本当はないはずなのに、”当たり前”や”普通”に囚われて、”違うもの”を受け入れられなくなってしまったり、疎ましく思ったり。どこかで誰かと比べて劣っているように感じたりもありますね。

身近なことなんじゃないかなって思うんです。

うちの母は小学生と接する仕事をしているのですが、昔こんなことを私に言ったんです。

「診断されてないだけでみんな障害なんて持ってるかもしれないからね。私だってそうだし。でも、そんなのただの個性だよ。」

これを聞いて、どう感じるかはわからない。自由かもしれない。ただ一つ言わせてもらうと、決してネガティヴな言葉ではないということ。障害をもっている子どもたちと接していた母は、その子たちのことをかわいいと言っていました。まだ未熟だった私はその言葉を鵜呑みにするしかできなかったし、できるなら関わりなくないと思っていたことも正直ありましたが、この、母が何気なく放ったその言葉は私の他人に対しての考えを変える一つになったことは間違いないと思います。

極論ですが、嫌いなら遠ざかればいい。それも無理なら当たり障りなく、あまり関わらないようにすればいい。ただ、嫌いを振りかざして傷つけることだけはやめてほしい。そんなふうに私は思います。

「color」という私の曲があるんですが、いじめたりけなしたりするのは、それこそきっかけもあるかもしれませんが、相手を受け入れられないという弱いとこから起こってしまうんじゃないかなって思うんです。

違いがあったっていい。肌の色だって価値観だって障害と呼ばれているものだって一人一人違いはある。おんなじ人はいない。

解り合えないことももちろんある。ぶつかることだってきっとある。嫌いなら嫌いだっていい。

だけど、その嫌いを押し付けてしまうのではなく、認め合うことができたらいいのになってすごくおもうんですよね。

まぁそんな大きなこと曲にしてどうすんだって言われたこともありますが…思っちゃってることを否定する必要もないし、これはこれで私の想いだから形にしないわけにはいかなかったんだと思うんだよね！

わたしは、それこそ精神障害というものがどんなものか、調べたに過ぎないし、実際何をしてほしいのか、どうされたらいやなのか分かってないと思うこともある。この文章だって無意識のうちに傷つけていることだってあるかもしれないし、偏見だってもしかしたらあるのかもしれない。理想論だって笑われるかもしれない。

何が言いたいか、わかんなくなってきている自分に戸惑っている笑。なんだろうな、頭打ちで人のことを否定したくないししないでいたいと思っているってこと。

長くなってしまったしもうよくわかんなくなってきたからここらへんでおしまいにしときます。

人が持ついろんな個性を大事にできるといいね。

暑い日が続きますが、みなさん体調崩さないようにね。無理しないようにね。一生懸命生きていきましょう！

KARU / 森原彩夏