帯状疱疹日記 Day1
人生初の帯状疱疹について、振り返ってまとめることにした。
まずは診断当日から……。
7月1日(金)
朝、鏡を見て唸る。
前の晩にできていた小さな湿疹たちが、膨疹みたいになって――離島が一つの島みたいになっている感じがする。
うっすら赤い。
指を近づけると、相変わらずぴりぴり感がある。
右耳の後ろの腫れも変わらずある……さわらないようにしておく。
右目の異物感も断続的にある……目薬がないので、がまんの一途。
そんなことを思いながら、耳後ろから後頭部にかけての頭痛が気になっていて、こんなふうに記録――。
ゆうべお風呂上りに「リンパ節の腫れみたいだね~」とうちのひとと話したので、勝手にリンパ節にすべて起因すると思い込んでいた。
「どうもあちこち右側の首から上、リンパ節の腫れのようです。
耳の後ろ、下、頭皮、額から眼窩あたり。
額はちょっとぽこぽこ赤くなっているし。。。。
さわるとぴりぴりするし。。。。
あ~。
なんなの。」
ただ、この投稿、自分の覚えとして”自分のみ公開”にしていたつもりが、いつもどおりの公開設定になっていた。
やたらにコメントが入るからおかしいなあ~と思っていたら、そういうことだったか。
いやあ、しまったな、と思いつつ、あまりにもあらゆる人から「帯状疱疹かも」と言われ、「ぜひ受診を」とすすめられ――さすがに心配になる。
そういえば、最近流行っているっていうニュースを見たっけ。
年齢的にも当てはまる……。
まさかね、などと思いつつも不安になってきたので、念のため診てもらおうと思い、仕事帰りに寄れそうな病院を探す。
職場近く多摩センターあたりにするか、通勤途上の町田にするか、あるいは自宅近くにするか――考えて、調べて結局中央林間にする。
19時までやっているということで、17時半に出れば間に合う!と思って、そそくさと退勤して向かった。
地元とはいえ、引っ越して以来病院にかかるのは数えるくらいしかなく、それも風邪で1回、耳鼻科で2回。
皮膚科は初めて。
で、行ってみたところ――あっさり「帯状疱疹」と診断された。
帯状疱疹の説明を受け、顔・頭部に出るのはあまりよくないこと、入院して治療にあたるケースもあることを聞く。
とりあえず入院はせず、投薬治療に。
ただ、体重と腎機能の数値によって量を調整しないといけない薬があるらしく、血液検査をすることに。
現時点では正常であるという前提での薬を処方された。
検査の結果によって次回からは薬が変わる可能性もあるとのことだった。
自分では、腎機能はまったく問題ないだろうという自信がひそかにあったが、といって直近の検査歴があるでもなく、数的根拠は示せないのでおとなしくしていた。
目の異物感がたまにあることを伝えたら、もしいつも見えているものが二重に見えたり見えにくくなったりしたら、眼科にもかかったほうがよいと言われる。
今は鼻の頭にはできていないから大丈夫かもしれないが、とのこと。
目にかかると失明の恐れもあるんだって。
神経に悪さをするというのは、はりめぐらされた部分どこにでも可能性があるということだものね。
ともあれ、月曜か火曜にもう一度様子を見たいので来るように言われる。
週末、劇的に回復していくといいなあと夢みたいなことを思う。
まだ自分の免疫力回復を信じたい気持ちがあるわけだ。
処方箋をもらって支払いをすませ、薬局に寄って帰る。
あと、Facebookで心配してくださっていた皆さんに報告しておかねば、と投稿しておく。
「ご報告👉
皆様のおかげで珍しく心して受診いたしました。
ハイ‼️帯状疱疹でした‼️
出ているのが右側半分の額と頭の中なので、場所としてあまり良くないらしいですが、、、
薬いただきました。
とりあえず週明けにもう一度診ていただくことに。
一生のお付き合いになりますわなー。
ま。
がんばれ、わたしの免疫力‼️だな。」
そういうことよね。
人生初の帯状疱疹――単なる辞書の中の言葉だったものが、自分ゴトになるとは。
夜、妹にもらったファーストフラッシュダージリンを入れて、
開く葉っぱにゆっくり気持ちをゆるめさせてもらって、
大好きな味を感じて――休む。
そう、身体も安静に、心穏やかに過ごして免疫力回復に努めないと……!
(つづく)
*タイトル画像は、7/1夜に入れたルピシアのDARJEELING FIRST FLUSH "PREMIUM FRUITY" 2022 ポット内の茶葉
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