なぜ「うさぎ」か

自分のクリニックを始めて6年が経つ。

色々悩んでいた開業前、友だちとフラッと立ち寄った手相占いで、「あなたは動物に例えるなら、雪上にポツンといる白いうさぎ。」と言われた。

自分のことを言い当てられているとは思わなかったが、一緒にいた友だちはかなりインパクトを受けた(ウケた?)らしく、それ以来彼女のブログで私は「うさぎちゃん」という名で登場している。その影響で、今でも私をうさぎ院長を呼ぶ人がいる。


2年ほど前に再びそこを訪れた。

「今あなたの心の中には5匹のトラがいます。外に向けて叫びたいことがたくさんあるのに、周りは耳を貸してくれない。今そんな状況ですよね?」

今度はトラ!しかも5匹!たった4年で、うさぎからトラに変身!?

確かにそうだった。。。


地域のかかりつけ小児科医として密に親子に接する日々。
ハッピーなエピソードもある一方、たくさんの親が子育てに悩み、苦しみ、子どもの育ちにまで影響を及ぼすことも目の当たりにしている。

原因のほとんどは「世の中」にある。親ではない。もちろん子のせいでもない。

「世の中」が変われば、救われる親子はたくさんいる。

でも、「世の中」が変わるにはどうすれば良いのだろう。


私の中のトラが抱えるモヤモヤを、ここに少しずつ綴ろうと決めた。





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