映画タイトルの決め方 その2(初心者の映画制作講座)
この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものをピックアップして紹介しているものです。
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前回に続き、映画のタイトルについて。
今回は、自分の作品の決め方、付け方について
僕の考えをいくつか紹介したいと思います。
●タイトルが、セリフの中に出てくるとかっこいい。
登場人物の会話の中にさりげなく混ぜておく、なんてのはかっこいいと思います。
ジェームズ・ボンドシリーズでたまに使われてますね。
一番最後に、主人公がタイトルを言って映画を終わる、
なんてかっこつけすぎでしょうか。
前回紹介した僕の作品『ナット・ノーバディ(造語)』で、
「俺たちはクズじゃない!」と主人公のセリフに入れておけばよかったです。
●タイトルの意味が、ストーリーの途中で分かるようにする。
そのまんまですね。
どんなストーリーなんだろう?と思わせる効果があります。
『俺にかまうな!』というタイトルの作品を作ったことがあります。
これがそれに当たるかな。
デートに遅れて急ぐ主人公の行く手に、
次から次へと邪魔が入るドタバタコメディーでした。
●タイトルがストーリーを象徴する。
『青い空のオクリモノ』『上向キッ!』この辺りの僕の作品は、
ストーリーをイメージできるようなタイトルを、と考えてつけています。
●終わった後、タイトルが沁みる。
あのタイトルの意味って何だったんだろう・・とか、
あのタイトルはそういう意味だったのか・・とか、
終わった後、そのタイトルについて思いを馳せる。
『missing』という作品を撮ったことがありますが、
主人公二人の心の壁を描いた作品でした。
●ダジャレ、ゴロ遊びを使う。
まあこれは、ギャグ映画にしか使えないかもしれませんが・・
映画ではないですが、僕が以前書いていた007のパロディーマンガのタイトルです。
『ロシアより駄々をこねて』
『私にフラれたスパイ』
他にもありますが、自主規制しておきます。
気に入ってるんですけどね・・
●毎回タイトルに共通性を持たせる。
しばらくの間、僕は「日本語のタイトル」「カタカナ/英語のタイトル」を自分の作品に交互につける、というルールを持っていました。
これはまあ、自分ルールというか、験担ぎ(げんかつぎ)みたいなものですね。
ちょっと変わったやり方ですが、何本も作っていると、
「あ、これは」と思ってもらえるようになるかもしれません。
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こんな締め方は責任逃れかもしれませんが、
結局のところタイトルなんて何でもいいと思います。
サイトやブログのタイトルと同じで、分かりやすいのもあれば、
「?」というのもあります。
でも、それが個性だと思うんですよね。
自主映画のよさの一つは、自由さにある。
是非気に入ったタイトルを考えて下さいね。
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