見出し画像

そこにどうやってたどり着くか?(初心者の映画制作講座)

ロケ地。

撮影場所。

呼び方は何でもいいですが、映画を作る皆さんは誰もが、
これらを探すのに大変な思いをしていると思います。


今日は移動のお話です。

街なかや駅前など、人がたくさんいる場所での撮影は、
許可さえ取れればまあ、移動については無難なロケ地でしょう。

最寄り駅からバスや徒歩で移動できます。


一方で、郊外や山の中、自然たっぷりの公園などでの撮影が問題です。

あまり人がたくさんいない場所、というのを探すことが多いと思いますが、人がたくさんいない、ということは人がたくさん「行かない」ということ。

つまり、公共の交通手段が少ない(無い)というわけです。

となると、車が必要となります。


車はあるし、運転は好きだし、問題ないって声も聞こえてきますね。


確かに、好きな場所に行けるし、移動中も結構楽しそうだし、
着替えも車内ですればいいし、日陰にもなるし・・・

一瞬、いいこと尽くめな気がしてきます。


そこであえて、悪い点を挙げてみたいと思います。


●たくさんの機材とスタッフ全員乗れるか?

普通乗用車1台だと、運転手入れて5人やそこらでしょう。

たった5人でまかなえる現場ばかりでもないでしょうから、
そうなると車が2台以上必要になったりします。

レンタカーを借りるとなると、結構お金が飛んじゃうことになるので、友人知人の車を借りることになりますが、近くに住んでいないと合流が難しくなります。

また、途中途中でみんなをピックアップするスケジュールを組むのも意外と大変です。


●時間通りに始められるか?

複数台で集まることになると、うち1台が渋滞に巻き込まれたりする可能性が増大します。

きっちり撮影スケジュールを組んでいても、そもそも集合が遅れたりすると

目も当てられません。


●駐車場をどうするか?

複数の車を止める場所。

公園なら駐車場が限られてるし、そこから撮影場所まで機材を持って歩くのがまた大変だったりします。

山の中ならそもそも駐車場がなかったりしますし、機材をもって大人数で登ったり降りたりはうんざりします。


●ガソリン代は大丈夫か?

友人知人に車を頼む際、気楽に貸してはくれるものの、やはりガソリン代くらいは出したいものです。

しかし、1日中走ったりするとバカにならない金額なんですよね、これが。

車を使う場合は、最初から予算に余裕を持たせておきたい所です。

以上書いてて気持ちが暗くなってきましたが、
ロケハン(ロケーションハンティング=ロケ場所探し)の時は、
移動方法もしっかり計算に入れて行う必要があるんですね。


■iPhoneで動画を作る著書です!

僕の30年近い映像制作経験がギュッと詰まってます。
書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください!!
Amazonでもぜひ!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?