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映画作りに、いくらまで出せますか?

製作費って、いくらかかるの?

これはよく聞かれる質問です。

僕は逆に聞きます。

いくらまで出せるの?と。

今日はまず、かかったお金を回収できるのか?という内容でまとめてみます。
なぜなら、いくらまで出せるのか?という答えは、いくら回収できるか、と対になってるからなんですね。


さて、製作費。

どうやって回収しようとするでしょうか。

みなさん、上映会のチケット代で・・・なんて考えるかもしれません。
また、DVDを販売して・・・と考えるかもしれません。

それぞれリアルに考えてみましょうか。


●まず、上映会のチケット代で回収することを考えてみましょう。


映画が完成しました。

まず、上映の段取りをしましょう。
実は、ここでさらにお金がかかるんですね。

チラシを作る必要が出てきます。
チラシは一枚一枚手書き、というわけにはいきません。
印刷する必要が出てきます。
それから、宣伝するために、あちこち回らないといけません。交通費がかかるんですね。

さらに一番肝心な上映。

自主映画専門の映画館などを借りると、1時間とか2時間とかで万単位のお金がかかります。
上映会までに、余裕で数万円かかっちゃうんですね。

チケットがたくさん売れれば・・・と考えますか?

チケットが売れれば、多くの座席が必要になります。
多くの座席を確保するには、映画館を何回も借りなきゃいけないんです。
もしくは高額な、広い映画館を借りなきゃいけないんです。


●次に、DVDを販売して、という案を見てみましょう。


DVDそのものを買う必要があります。
一枚一枚焼く手間がかかります。
もちろん業者に頼むことも出来ます。料金と引き換えに。

販売のためには、見てくれもそれなりにしないといけません。
DVDの盤面印刷が必要になります。

やっぱり平気で数万円飛んじゃうんですね。


以上、ちょっとだけ現実をお話ししました。

でも、こんな現実を把握した上で映画作りを始めるというのが、とても大事なんです。
映画制作を始めてみたけれど、意外にお金がかかってしまって途中で頓挫・・という自体を避けられるからなんですね。

お金についての考え方は、ずっとついてまわります。

今後も、折に触れてお話ししていきます。


■著書が出ます!
出版予定日は2020年7月10日。
ぜひ手に取ってみてください!!


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