音楽性の違いで解散!?(初心者の映画制作講座)
この記事は、「映画/動画が作れるようになるメールマガジン」の過去のものをピックアップして紹介しているものです。
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知り合いの女の子の話です。
半年前、彼女がミニギターを趣味で始めた、という話を聞いていました。
なかなかに活動的な彼女、
腕にじわじわ自信がついてきたところで、
アマチュアのライブハウスに出場することになりました。
もちろん、なんとか弾ける曲も数曲だけですし、
ちょっと好きで弾いてる、というレベル。
でもそんな彼女の活動を知った歌を趣味にしている人が、
一緒に歌を歌いたい、と申し出てくれたそうです。
ミニギターと歌。
なかなかいい組み合わせです。
二人は意気投合して、アマチュアのライブハウスでの公演に向けて練習を始めました。
そこまではよかったのです。
しばらくして、知り合いの子が
「ちょっとしんどいかも」と相談してきました。
一緒に組んだ、歌を趣味にしている人。
この人はアマチュアとは言え、昔プロを目指していた人らしいのです。
つまり、何年もレッスンを受け、オーディションにも何度も参加していた。
「ライブで演奏したい」
やりたいことは合致していたものの、
それぞれのやりたい「レベル」にズレがあったのです。
知り合いの子は、ちょっと披露してみたい、
という気持ちだったのに対して、
相手は比較的「本気」だったのです。
練習を繰り返すうちに、気持ちのレベルが違うことが判明してきて、
じわじわ気まずくなっていったそうです。
相談を受けながら、
「ああ、自主映画でもありがちだなあ」と思ったのです。
映画を作りたい!
その思いを強く持って人に話しかければ、
実は映画づくりの仲間はすぐに見つかると思います。
手伝ってあげたい、という人も見つかるでしょうし、
いろいろ教えてあげるよ、という経験者も仲間になるかもしれません。
自主映画の始めたての人は、
「興味ある人」「知識経験のある人」を見つける度に、
みんな仲間に引き込んでしまいがちです。
映画のチーム作りで大事なのは、
できる、やってみたい、という「途中経緯」をつなぐことではなく、
こんなのを作りたい、作った作品をこうしたい、といった
「目的」や「レベル」を揃えることなんですね。
ミュージシャンが「音楽性の違いで」解散するなんて話を聞きます。
これに似ていると思いました。
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