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映像に音楽を着せる、という親心

映画を作る時、作りたいと思い立った時、
皆さんはどんな人を集めるでしょうか。

役者。

カメラマン。

これが挙ることが多いでしょうね。
続いて、

照明。

音声。

助監督。

プロデューサー。

この辺も出るでしょう。
もちろん、他にもいっぱいあります。

でも意外と出てこないのが、『音楽を作れる人』なんです。

しかも、音楽を作れる人、というのは2種類考えておく必要があります。

それは、

●BGMを作れる人

●主題歌を作れる人

です。

例えば僕は絵を描くのが得意です。

その気になれば、たいていのタッチが描けます。

でも、デザインはまったくできないんです・・・。

音楽の、BGMづくりと歌づくりは、このくらい違うんじゃないかなあ、と思っています。

さて、音楽が必要、と聞いて、当たり前!と思うでしょうか。

僕は長年付き合いのある音楽担当にいつもお願いするんですが、音楽こそ、あれこれ意見の言える仲間を捕まえておくべき、と考えています。

というのも、映画作品は、最終的に音楽で出来を調整するんです。

(ここは、意見が別れるところかもしれませんが、少し聞いて下さい。笑)

撮影が終わります。
つまり、編集用の素材が集まります。

これらを切ったりつないだりいじったりして、編集作業に入ります。

しかし、どんなに加工しても、そこには限界があります。

見てくれは、映像技術によってかなりいじれますが、映像から漂ってくる感情は、撮り直しをしない限り変えることはできません。

映像素材が固定され(撮り直しが効かず)、編集作業のみで完成させなければならない状況では、あとはもう、変更の余地は音楽だけになります。

映像は、流す音楽によって、顔を変えます。

だったらもう、いろんな音楽を着せて試したいのが、親心。

いろんな音楽、と書きましたが、それだけたくさんの要望を聞いてくれる音楽作家は、そうはいません。

(まあ、僕も要求が多いのでいつも文句を言われています。)

というわけで、親しくあれこれ意見をぶつけ合える音楽作家の仲間が重要になってくるんですね。


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