専門用語、伝わってる?(初心者の映画制作講座)
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それぞれの世界には、それぞれの専門用語、業界用語があります。
それは、映画の世界にも同じこと。
さて。
そんな専門用語、自主映画を作る皆さんは
どこまで知っておくべきなんでしょうか。
今回はいきなり、答えから書きたいと思います。
『自分のチームの知識に合わせる』
専門用語は、監督が知っているかどうかが重要ではなく、
誰かに伝えるために存在します。
となると、誰と何を会話するか、に関係しますよね。
具体的に書いてみましょう。
●初めての人達が集まった場合
みんなで使う、機材名だけでいい、と思います。
・ワイコン
・マイク
・ブーム
・レフ板
など
まあ、機材名を専門用語と言うかどうかは置いておいて、スタッフは持ってきてもらうものの名前は知っておく必要があるかもしれません。
専門用語の量は、その撮影隊がどれだけ機材を持っているかに比例します。
監督であるあなたは、すべてを知っておく必要はもちろん、
スタッフにそれぞれ、必要なものの名前を教えておく必要がありますね。
●カメラマンが経験者の場合
カメラなど、専門スタッフは経験者がいないと難しいこともあります。
そんな時は、彼らと共通の言語で話すべきかもしれません。
とは言え、
・パン(身体や三脚を軸にして、カメラの首を回して撮影すること)
・見切れてる(スタッフや荷物などが画面の構図内に入っていること)
よく使うのはこのくらいでしょうか。
でも、「パンして」と指示を出すより、
「このままずっとゆーっくりと横に撮影してください」とか
具体的に欲しい映像を説明することが多い気もします。
その他、
・チルト/ティルト(カメラの首を縦に動かして撮影すること)
・なめる(画面の手前に少し入れて撮影すること)
とかいろいろありますが、まあ、カメラマンによります。
「肩なめで」と指示を出す前に、その絵を絵コンテでカメラマンに見せてますからね。
カメラマンとは絵コンテで会話するのがいいのかな、と思います。
言葉だけですべての指示を出すのはむずかしい。
●とにかく専門用語を使ってみたい場合
まあ、専門用語を連発したい、という人もいるかもしれません。
それもまあ、一つですね。
しっかり勉強して下さい。
同時に、スタッフにもいろいろ教えてあげて下さい。
さて、撮影の時、僕自身はどうしているか、思い返してみました。
「ここからね、ここまでグワーーーーッとカメラを動かしてね、あ、カメラはあんまりグラグラしないように、腰を落としてお願い。三脚のこの辺を持って、こんな感じで力を入れて持つとあんまり揺れないから。
分かる?こう。
そうそう、グワーーーッと!」
専門用語、使ってませんね・・・^^;
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