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怖くて楽しみな上映アンケート

映画を作る、ということは、その作品を誰かに見せる、ということです。

誰かに見せる、ということは、見た人は感想を言わざるを得なくなります。

上映が終わり、「よかった!」と言ってくれる人もいれば、すぐさま別の話題を始める人もいます。


そんな時は・・・うん、感想は求めないことにしましょう。


さて、自主映画の評価の仕方って、とても難しいと思います。
数々の上映会を行ってきて、つくづくそう思います。

評価を具体的なカタチにしたのが、アンケートです。
このアンケートについて。

くそまじめに「くだらない」と評価するのもどうか、と思うのです。

しかしかと言って、手放しで「感激した!」と言われるのもコソバユイ、とも思うのです。

『自主映画はこのくらい、ハリウッド映画はこのくらい・・・』

そういう自分なりの基準をもってる人っていて、その人なりのその基準で評価を下してくれます。

ただ正直ですね、世の中「自分のものさし」をしっかり持ってる人って少ないと思います。

だから僕も、よく「感想下さい」と言われるんですが、映画の評論ってできません。

カルフの上映会はアンケートは無記名にしてます。

安心して思う事を書いて下さい、というスタンスです。

筆跡で誰か分かる、なんて心配も不要です。笑

だって、誰が何を書いたか、を知るためにアンケート取ってるわけじゃないですから。

書かれてる内容にしか、興味はないですから。

少々きついことを書いたら傷つくかな、という心配も不要です。

まあ、全然気にしないってこともないですけど、そういうことをすぐにまともにとって悩んでしまう監督さん達は、やがて映画づくりをやめていくと思いますよ。

もったいないですけど。

何年も何作も、映画づくりを続けてる監督さんは、多分、きついことを言っても大丈夫な人たちです。笑

自主映画の作り立ての頃は、なるべくしんどい想いをしてもいいと思います。

人の評価が辛くても作り続けたいのか、少しでも喜んでもらえるよう、次からどう変化していくのか。

アンケートをどこまで真に受ければいいのか、はたまたアンケートなんかは一切無視して作り続けるのか。

自分のスタンスも、アンケートから決まっていくのです。


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