3000円の使い道
給料も入ったことだし、ちょっと贅沢しちゃおうかな。いやでも、今月は何かと入用だからと悩むときは。3000円をもって出かけるといい。保育園のころは親に50円か100円を渡されて近所の駄菓子屋にいったことのある人なら、この限られた資産の中で何を買おうかというセピア色のわくわく感を思い出せるはずだ。
100円だと成長した我々は物足りないかもしれないので今日のところは3000円で。(もちろん、1000円でも2000円でも5000円でもいい。各々の経済状態に任せる。)
3000円あったら、まずは家で簡単に昼食を作ってから、化粧をして、本屋で好きな雑誌とボールペンを買い、コーヒーショップでカフェオレをTOGOして芝生のある公園に向かう。
日当たりのよい場所を見つけたら、レジャーシートをひいてコーヒーを飲みながら雑誌を開く。気に入ったものにはボールペンで書き込みをしながら空想を膨らませる。私が最近好んで読むのは装苑とGINZA。でも空の下で読むのならGINZAの方がよいかもしれない。書き込みをたくさんしたいならFADGEやCluelなど。パチパチとはじける雑誌は私たちをファンタジーの世界に連れて行ってくれる。
お腹が空いたら用意した昼食を食べる。言い忘れたが、片手で済むものが食べやすい。サンドウィッチとか。果物などを切っておいてもいい。
飽きてきたら、空を眺めたり、音楽を流したり、鼻歌を歌ったり、場合によってはギターを弾いても楽しい。絵を描くのも良いだろう。
満足したら、ナビを使わずにレンタルショップで、お気に入りの映画か、気になったものを一本借りる。なるべく自分の勘を頼りに選ぶ。
ちょっといいビールとつまみ、あとは薬局で一つ泡が立つ入浴剤を買って帰宅する。入浴剤を入れた湯船にゆっくりとつかり、読み終わらなかった雑誌を最後まで読み切る。念入りにスキンケアをしたらストレッチをしながら映画をみる準備をする。
くそほどおもしろくない美男美女のロマンス映画をみながらビールを流し込む。美味しいチーズかイワシのオイル漬けが食べたくなってきた。
観終わったらきちんと後かたづけをして、電気を消して早々に寝る。
完璧な休日の完成だ。
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