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【Creative Review】Inclusionで呼びかけよう〜採用サイトのトレンドは専門領域を超えて。〜

・Reference info
Life at Apple
https://www.apple.com/careers/us/life-at-apple.html

今回は、メガテックを代表するAppleの採用サイト内にある「Life at Apple」というページについてご紹介します。
Appleの採用サイトでは、様々な職種のプロフェッショナルを募集しており、そのプロフェッショナルが専門性を十分に活かせる組織であることをPRしています。そして、その仕事の専門性の内容と同等かそれ以上に力を入れているのが、「Life at Apple」のページです。

「Life at Apple」では、Inclusionのコンセプトをベースに、“We recognize the whole you.”ということで、「Appleでは一人ひとりのパーソナリティ、ライフスタイル、バックグラウンドが尊重され、様々な立場の人が、それぞれの状況に合わせて福利厚生を受けながら、快適にその専門性を活かすことができる」ということが紹介されています。

さて、かるてぽすとで医療機関の採用サイトを作成させて頂く際に、よくリクエストに挙がるのが「若手医師を募集したい」というものです。その際に参考として海外の採用サイトをリサーチしていますが、最近よく見るのがこの「Inclusion」という言葉です。

海外の医療機関でも、人種、年齢、家族構成、生い立ち、性別などの違いを尊重し、力を合わせて仕事に取り組める環境であることがPRされているサイトが多く、これは最近の海外の採用サイトのトレンドワードのようです。

「Inclusion」のコンテンツ内容としては、「Life at Apple」のように職場環境とその職場が特異的に提供している福利厚生が、どのように私生活をサポートできるかをPRしているものが多く見られます。例えば、あるニューヨークの医療機関では、NYで地域柄懸念される交通渋滞や住居に関して、「福利厚生の一環としてサポートします」ということが記載されており、働く人の生活全般をサポートできる組織であるということがPRされています。

日本の採用サイトでも専門領域以外の「Life」のコンテンツが情報提供として行われているものはありますが、あくまでもサブコンテンツとして、「ネタ的」に扱われているものが多いように感じます(社員さんの趣味とかアフター5の紹介など)。

海外の採用サイトのようにInclusionをメインで捉えて、その組織の一員になることで、どうその人の生活が変わるのか、そしてその中でどう専門性を発揮できるのか、と視点を反対にしてみると、少し違った採用サイトのアイデアが出てくるかもしれません^ ^

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