すごいワインとうまいワイン
ワインに興味があって無制限にお金が使えるなら、
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュの
有名なやつから飲んでいくといいと思う。
おいしいよー!!!
その味だけで小説になるロマネ・コンティ。
脱帽してひざまずいて飲むべきモンラッシェ。
ナポレオンが愛したシャンベルタン。
その後、ウィーン会議を踊らせたシャトー・オー・ブリオン。
1855年にされた格付けが殆ど変わらないボルドーのメドック。
こんなワインは、歴史が戻らない限り生まれない。
シャンパーニュと安いシャバシャバのスパークリングもぜんぜん違う。
寒いシャンパーニュ地方ならではの強い「酸味」。
長い熟成によって酵母が自己消化してできるアミノ酸の「旨味」。
フレッシュなのにトースト感もある魅惑的な「香り」。
6気圧という圧倒的な「炭酸」。そのすべてが発酵由来。
まさに、唯一無二のワインです。
(右のロデレールエステートはうまいアメリカ産)
・・・高くて有名なやつが美味しいよって言うのでは
発信する意味は無いですよね。
ここ5年で400本くらい飲んだので、うまかったやつをご紹介。
1万円でびっくりするようなワインを飲みたい。
・ティニャネロ(タイトル画像)
→ワイン単体でフルコースのよう
余韻かと思ったら別の味がどんどん出てくる。2012と2013がまた違って面白い。
・ブルゴーニュ有名生産者の村名クラス
→良いものに当たると果実、樽、革、土全てが溶け合って調和している天上の飲み物。ただし、外れてなんじゃこりゃってなるのも経験。
・ルフレーヴ系のムルソー、シャサーニュのプルミエ
→花の香りと樽のバランスが抜群。白ワインはスッキリという認識が変わる。
オリヴィエ・ルフレーヴはどれも安定している。3000円くらいの地方名もエレガント
・ガヤのカマルカンダ
→ボルドーよりも高級ボルドー感がすごい。後からどんどん味が出てきて一口ごとに違う味がする。マガーリも良い
5000円で深く味わいたい。
・アンティノリ全般
・ファレスコのモンティアーノ
・トルトショのジュブレ・シャンベルタン
→ブルゴーニュのエレガンスが味わえるかも
・サンコムのジゴンダス
→めちゃ濃い!ウイスキー好きにおすすめ。
・ケンダル・ジャクソン
→特にシャルドネ良い
2~3000円くらいで楽しめるのは。
・エルヴェシャルロパンのフィサン
・ファレスコのトレッタンニ
・プピーユ
・シャトー・シトランの2010とか2015
・カルテット・アンダーソン・ヴァレー
・多くのロッソ・ディ・モンタルチーノ
1000円ちょっと。
・モンテスのクラシックシリーズ
→アルファは5年前くらいはエレガントだったけど、最近は楽しく飲める濃さを超えてしまっている気がする。温暖化か。。。
1000円もないが。。。
・コノスルの特にゲヴェルツトラミネール
・カルディに売ってるやつ
・ソアヴェとかわりと気持ちよく飲めます
あとは、最近の日本はすごい。
メルシャンの多様さ。テロワールにこだわる本格性
サントリー登美の丘も濃密な味
・イレンカ
・山崎ワイナリー
みたいに北海道にはまだまだ可能性がありますね。日本でピノ・ノワールが育つとは!
菊鹿は久しぶりにびっくりした。
まるでモンラッシェ!?
後藤奈美先生がワイン栽培に水はけが重要と書いていたけれど、収穫期に大雨が降りがちな日本でこんな良いものができるとは。
http://www.kitasangyo.com/e-academy/
(ここのテロワールのはなしって論文です)
ワインは醸造用水を使わない果実だけの究極の醸造物。
どこかでナチュールの話もしたい。
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