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映画哲学「君の膵臓をたべたい」誰もが選んで今ここにいる

今日はテレビで放送されていた映画「君の膵臓を食べたい」を観た。 


よくある学生恋愛映画で、最後死ぬでしょう、、、というありきたりな結末と思い込んでいたため、この映画が話題になった頃は特に興味を湧くこともなかったのだが、意外とよかった。 


そしてどの映画も何かしらメッセージが込められているんだってこと、あらためて感じたというか、いろんなセリフがある中で、なぜかこのセリフはすごく力強く感じることはありませんか? 


しかし、おもしろいことにそういうセリフに限って、ごく普通のシーンの中で隠れていて、さらっと言われたりすることが多い。 


そのさらっと言われるセリフを見つけると、この映画を観てよかったって思える瞬間。 

今回の映画の中で、正確なセリフを覚えてないけど、一番印象に残ったのがここ! 

偶然じゃない。
運命でもない。
君がしてきた選択と
私がしてきた選択が
私たちを会わせた
私たちは自分の意志で出会ったんだよ

確かに。頷いてしまった。 

誰もが自分で選んで今ここにいる。つまり、これまでの選択が今に導いてくれた。 


なんだか、わたしも含めて人は、運命とか偶然とか、運とか、そういう得体の知らない何かに託したくなるよね。 


そのほうが責任もないし、そういう運命だったと思えばいいわけだし。人に選んでもらうほうが楽。 


まぁ、でも人に選んでもらうを選んでいるのも自分である。 「そうするしかなかった」はない。 そうすることを選んだ。これだけですよね。


ただ、すべて自分が選んでいるということに気づくと、人は逃げ場がなくなるから、そこと向き合いたくない。 


でも、それでも自分で選べる。そして、選んでいる。 


時にはそれがすごく厳しく感じることもあるけど、それが本当の意味で自由であるということなんだと思う。 


そして、自分で選べるんだってこと、その自由さに気づくと、たぶんすごく生きやすくなります。 


映画のテーマから結構外れたけど、そんなことを考えた夜でした。

Karo


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