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AOTY/Favorite Japanese Albums 100②

①の続きです。
要は、1アー1LP縛り(例外あり)で好きな邦楽アルバムを100枚を選出したのでゆるゆるまったり語るよっていう。

①は↓↓

では②行きます
※番号振ってるけど順位じゃないよ、枚数だよ

6) LONG SEASON / フィッシュマンズ

1996年作

フィッシュマンズは活動当時は全然聞いてなかったんですけど、ここ最近…これは逆輸入みたいな感じでいいんですかね?存在感増してきて、それから何作か聞きました。個人的にはこれ。LONG SEASON。30分強1曲のみのアルバム。空中キャンプとかも良いんですけどそもそも長尺の曲が好きだったり、実際はいくつかの楽章に分かれてる感じで一番最初のリフが最後に帰ってきてトータル性を感じるとことか、あとやっぱり全編通じての浮遊感。そこら辺大好きです。


7) Phoenix Rising LP / ROVO & System 7

2013年作

これは邦楽として扱っていいのかという気もしますが。なにせROVOとテクノユニットSystem7のコラボアルバム。
でも…なんかね、やっぱ手塚治虫由来の火の鳥をSystem7経由でROVOがコラボして昇華したって経緯が曲自体の印象を上げるじゃないですか。それに、個人的に宇宙とか星とか好きなんで、スペーシーwith人力トランスのグルーヴ感でさらにテンションUP。UP&UP。他の曲の印象も統一感あってアルバムとしても大好きで。
そういえばフジロックのヘブンでROVO見ましたけど、1)HINOTORI演ったら…ってちょっとだけ思っちゃいました。いやそれ以上にベスト選曲の最高のステージだったんですけど。
閑話休題。
これダメなら(邦楽じゃないなら)代わりにROVO単独の「ROVO」(2020年作)を入れようかな。フジでの6)SAI最高だった


8) ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー / イエロー・マジック・オーケストラ

1979年作

結局YMOは一周回ってこれが好き。
YMOね…、小学生の時に縄跳び集会ってのがありまして、どこの小学校でもやってるのかやってないものかは知りませんが全校生徒が校庭に集合して縄跳びをするわけですよ。都会の学校じゃないですから校庭は地面でして、先生方もわかってらっしゃるから直前に水撒きとかするんですけど、どうしたって数百名がそこかしこで縄跳びしまくるんですからすぐに砂埃がもうもうと立ち込める。口の中がじゃりじゃりするだけならまだしも、ちょっと離れたところの人影でさえ少しかすんだりして…あれって喘息持ちの人とか大丈夫だったのかなと、なんかこれ書いてる今心配になってきましたがw、そんな…たまに行われていた縄跳び集会の、最後を締め括るのが駆け足跳び。ご存知です?駆け足跳び。縄跳びしながら走り回るヤツ。それをね、全校生徒で輪になって校庭をぐるぐる駆けずり回るんです。そりゃあもう最後を飾るにふさわしい砂埃まつり。しかも縄跳びして走って汗かいてるから肌は砂がついてパサパサベトベト。のどは渇いてるのに口の中砂入ってじゃりじゃり。縄跳び自体は嫌いじゃなかったですけど、縄跳び集会のその最後の駆け足跳びだけはどうしても好きになれなかったなあ…。・・・どうしてこんな話を書いてるかって? その駆け足跳びタイムのうちの学校のBGMがライディーンだったからです。
そんなわけで愛憎入り乱れるライディーンを含む「SSS」、私はリアルタイムじゃないんで発表当時の衝撃とかはわかりませんが、キャッチーなメロの有名曲がこれでもかと入ってるのはやっぱりミーハーなリスナーとしては楽しいし、テクノの未来感はSF好き&音楽好きの心をくすぐるし。昨今YMOはさらに評価を高めてる印象すらあって各アルバムあらためて聞くに素晴らしい作品ばかりですが…今、2023年現在とりあえず一番好きなのはこれかなと。聞くと砂の味を思い出すのが難点ですが。


9) ⊿ / Perfume

2009年作

初めて聞いた頃はちょっと微妙だったんですよね。中盤ちょっとオサレテクノポップ色が強くなるじゃないですか、そこの良さをイマイチダイレクトに受け取ってなかったというか…洋楽のテクノサウンドは既に好きになったりしてたんですけど、なんでしょね、Perfumeは中田サウンドにそのアイドル性やコテコテの歌メロが合わさったところにより強く魅力を感じていたのかもしれないなと。でも後に中盤の曲たちを好きになるに連れて最も好きなアルバムになりました。
ただ、こんだけ言っときながら一番好きな曲はガッツリテクノ歌謡の3)Dream Fighterで。・・よくわかりませんが既に頑張ってる人たちの背中をさらに押す応援歌って案外少ない気がしていて、そのニュアンスが押し付けがましくなくて好きなのかなと。零れ落ちる涙も全部宝物。強くてやさしい歌詞よね。曲もいい。


10) ZAZEN BOYS Ⅱ / ZAZEN BOYS

2004年作

1990年代後半~2000年代前半って個人的には全然新しい音楽を聴いてなかった時期で、だからZAZENもナンバガも後追いなんですよ。2000年代半ばに同時にZAZENもナンバガも…それからくるりとかスーパーカーとかその他いろいろのバンド・アーティストを聞いて、新しい刺激にあの頃は随分楽しかったっけな。
ZAZENのⅡはナンバガ→ナンバガ後期→ZAZENⅠ→Ⅱ→秘密ガール→Ⅲと段々サウンドが硬質になっていく中で個人的にちょうどいい按配の硬さで。曲も好きなものが多くて、ZAZENのプレイリストを作るのに意図せずに選んでたらほぼ全曲選んでたなんてことが。
椎名林檎のコーラスもアクセントでとてもいい。そういえば紅白の椎名林檎のとこに向井秀徳が出たことありましたね


再び5枚。6-10。


そして最後にリンクを。
 AOTY:https://www.albumoftheyear.org/
 AOTYマイページ:user/karlysue
 LIST:Favorite Japanese Albums 100


それでは。





※追記
アップ直前の2023.4/2、坂本龍一"教授"の逝去が報道されました。

素晴らしい音楽の数々をありがとうございました
ご冥福をお祈り致します



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