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ダメになる会話集

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普通の人や変わった人の、何かの役に立つわけでもない、奇妙な会話。読んでもタメになりません。ダメになるかもしれません。
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2015年2月の記事一覧

ダメになる会話「特撮ヒーロー」

俳優「監督、お疲れ様です!」

監督「おお、来てくれたか。急な話ですまんな。
   急に特撮番組の主役なんかたのんじゃって、大丈夫だったか?」

俳優「はい!自分は昔から変身ヒーロー大好きです!」

監督「それは良かった。」

俳優「それで監督、ボクまだ正式な台本もらってないんですけど
   今日の撮影大丈夫ですかね?」

監督「今日は変身のシーンを撮るだけだから大丈夫だよ。」

俳優「良かった!

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ダメになる会話「剣豪二人」

剣豪1「後をつけておる者、すでに気取られておるぞ。出て参られい。」

剣豪2「さすがは名のある剣豪。こうも簡単に気づかれてしまうとは
   私も焼きがまわりましたな。」

剣豪1「うむ、というか、どれだけ気配を消していても、真っ赤な羽織に
    黄色のマフラー、鈴のついた下駄で笛を吹きながらついて
    こられたら、気づくとかいう以前の問題でござる。」

剣豪2「ふふふ、さすがに笛はまずかった

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ダメになる会話「スルー」

ミサコ「ねえねえ、車買うんだって?」

マサル「仕事で必要になってね。今は何色にするかで迷ってるところ。」

ミサコ「じゃあ無難にショッキングピンクかシャンパンゴールドにしたら?」

マサル「君は『無難』の意味を辞書で調べた方がいいな。」

ミサコ「辞書だって。今は『ぐぐれ』っていうんだよ。おっくれてるう~。」

マサル「『おっくれてるう~』もたいがい古くないか?」

ミサコ「それよりどんな車にす

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