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受験校を決め方で後悔しないために

今、受験の真っ最中ですね。コロナの感染が心配されましたが、受験会場での発生が報道されることもなく、無事、受験が終わることを祈っています。

さて、このところ、子供やその友達の話を聞いていて、受験校の決め方に色々あるし、決め方によって、またいろいろな問題が出てくるな、と思ったのでそれについて書いてみます。

もちろん一番いいのは、就きたい仕事が決まっていること

こういう道に進めみたい、というクリアなイメージがあれば、それに必要な道、つまり学部を選ぶことができますね。この場合、モチベーションもバッチリ、自分の気持ちも決まっているので、迷いなく、それに向かって突き進むことができると思います。我が家の次男、次女もそうでした。

でもおそらく、このパターンはどちらかというと少ないと思います。

はっきりとした将来のイメージはない場合はどうなのでしょう...実際高校の段階で、そこまでのイメージをはっきり持っている学生の方が少ないと思います。わたしもそうでしたし、上の二人の子供もそうでした。

この場合はどういう決め方が考えられるか

文系か理系か決めて、あとはオープンキャンパスなどで自分の嗜好や学力に合いそうなところへ入って 大学に入って学ぶ中で将来像を作っていく

この場合、さらに分かれると思います。

1.自分で受験校を調べる
2.親や学校、塾の先生からの勧め
3.指定校のリストの中から探す

4.自分は総合型なのか学校推薦型なのか一般選抜なのか、どの受験方法で受験するかによって 決める

2の場合、最終的にそういう意見を聞いて、自分で決めるが大事でしょう。

3の場合、学部や学科は限られているので、選択肢の幅はかなり減ります。そして一番困るのは 第一次選考で自分が出したとこの選考に決まらなかった場合、残っているところから再度選び直し、となると、もうそれはどこまで納得できるところを選べるか、というとかなりリスクが高まります。なので安易にこの方式だけに頼るのは危険です。

また決める基準も、特にやりたいことがない場合は、消去法になっていくかもしれませんね。考えようによっては、やりたいことがあって受験校を決める場合と比べると かなり消極的な決め方になってしまう気がするかもしれません。

最も大事なことは

自分が勧めた大学に子供が決めたけれど、それで良かったのか、と悩む親

指定校で行きたかったところに行けなかったから、仕方なしに、残っている中で偏差値が高い、という理由だけで選んでしまったという人

色々話を聞くにつけ、けど、一番大事なのはそこではない、と思うのです。

本人が、どういうプロセスであれ、縁あって入った大学で、大学が提供しているリソースをいかに利用して、そこで経験や学びを通じて、いかに多くのものを学び取るのか

4年が終わった時に「あ〜、本当に充実していて最高だった!」と言える

それが一番大事だと思います。

大学のネームバリューに翻弄されてしまう親や生徒もまだまだいるかもしれませんが、もうその時代ではないように思います。

大企業に入ったら安泰、という時代は終わったのです。副業が当たり前の時代になってくるようです。そうした新しい時代の中で 生き残っていくのは 大学という学びの場を最大限に活かして、自分の人間力を高めた学生ではないでしょうか。

もしかしたら 自分の思うところには入れなかった、ということもあるかもしれません。でも、それはあくまでまだ過程です。

結果でもなんでもありません。

これから自分が”何をどうやっていきたいのか”

あるいは、それがわからなければ、その答えを見つける、そういう気概で大学の4年間を過ごして欲しいと思います。

とにかく、まだまだ途中なのです。いや、始まったばかりなのです。

我が家も末っ子が四月から大学生。彼女は楽しみで仕方ないようです。色々と大変なこともあるでしょうが、私は 離れたところから、彼女を応援して行きたいと思っています。


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