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帰国子女2男2女の子育て

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全く個性の違う帰国子女2男2女の子育てのいろいろ。失敗もたくさんしてきました。子育ては、子供の数だけある、そんなことを伝えていきたいです。
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28年間の日本と海外の子育てを終えて今思うこと

今年度ももうすぐ終わります。 2男2女の末っ子も、JKを卒業して大学生になります。 ということで28年間続いた長〜い長〜いわたしの子育てもほぼ終了というところでしょうか。 あとは自分の力でしっかり切り拓いていってほしいと思います。 そんな今思うままに書き留めておきたいと思います。 子供が小さい頃、どう思っていたか子供を連れて公園に通っていた頃に先輩ままの口から 「子育て終わって、これからどうしよう、わたし何もない」 というのを聞いて、 「絶対そんなことをいうよう

前代未聞の状況の中で、初の海を越えた卒業式

末っ子の高校の卒業式でした。 去年は、コロナウイルスの急拡大で、日本に退避帰国したまま戻れなくなった生徒も多く、初の事態で卒業式も行われませんでした。 コロナにより、色々な規制が入り、18歳を過ぎた生徒は、再度中国入国ができなくなり、卒業の時点で、上海から参加の生徒と、日本から参加の生徒がいることが想定できていたので、海をこえた卒業式に向けて準備がされました。 受験などで帰国して、現地に残る生徒は3分の1ほどの20人にも満たない数。 オンライン組は、校長先生の後ろに、

コロナ禍で少子化が10年加速って?

先日ニュースを見ていたら、こんな報道が。 ”少子化が10年加速”って本当に?と二度見してしまいました。 確かに、コロナ禍での妊娠・出産は心配が尽きないので避けたいだろうし、もしかしたら減給という現実が起きているのであれば、将来を危惧してしまうだろうし、これは無理もない結果なのか? そうでなくても、少子化が叫ばれてからひさしい...他国に比べて、少子化対策が効果を上げている、とはとても言い難い。ほとんど改善していないのでは? 中国の上海の女性たちの妊娠・出産の環境と比べる

ムカついて、惨めな思いをしたその先には?

人がやる気になる時って、どういう時でしょう? やりたいことを見つけて、「絶対やりたい!」と心に火がつく時。これはとてもいい流れですよね。 ところが、ポジティブなことでなくても、結果的に良い方向に向かうことがある、というのを立て続けに体験したのでそのことについて 今日は書こうと思います。 我ながら、ほーっと思ってしまったので(笑) ムカついたら主人がただいま一年ぶりに一時帰国中。彼は、「どこ目指してるん?」というぐらい、走りに行ったら2時間ぐらい帰ってこない人。 「一

オンラインコミュニティで2週間に一度今の自分の思いを 整理して見ませんか?

日本で自分の英語教室をしていた時、非常勤講師としてあちこちで教えていた時、そして上海に住むようになってから出会った方たちから 語学のことだけでなく、子育てのこと、受験のこと、そして自分のこと、駐在社会の人間関係💧などいろいろなことを相談されてきました。 おそらく、子供の数が人よりちょっと多くて、住んでいたところが人よりちょっと多い分、経験値が高いから相談されるのだと思いますが。 そして、ずっと思っていたのが 「子供の学校関係のしがらなみなく、”母”とか”妻”とかではな

行き過ぎの?早期教育に思うこと

上海人の友人と話しました。彼女の息子さんは一人っ子の2歳3 ヶ月。 もう半年ぐらい前から早期教育の教室に通っています。ところが、ほかにも、礼儀を学び、体力をつけ、運動で頭を刺激するという運動の早期教育の教室もあるようで、ご主人の意向もあり、そこへも通わせることになったから、ものすごくお金がかかる、これでは、一生かなり働かなくてはならない、と言っていました。 8ヶ月から入れる教室から通っている子は、やはり大人の話を聞いても理解が早いし、挨拶もちゃんとするし、とにかくいい子の

17歳、初めて社会の不条理を体験する

受験の終わった娘。バイトしたい!と年末年始に人生初のバイトを経験中。 タイムリーなバイトです。 年末は郵便局、年始は巫女さん😊 郵便局は朝6時半に出ていたのですが、巫女さんにいたっては、6時前に出て、帰宅するのは夜8時半😅 今年のお正月は厳しい寒波ということで、一日外で販売、しかもコートなど着れないので、暖を取れるようにいろいろ揃えました。 極暖ヒートテックを重ね着二枚、分厚いタイツーこの下には普通のタイツー、さらに足袋を履きます。そして、爪先に貼るようカイロ。体に貼

元旦に”できたらいいな”を100書いてみた

あけましておめでとうございます。 誰もが過去にない経験を、それも世界同時にしたという異例の年となった2020年が終わり、新しい年となりました。 SARSの時は香港から退避帰国、そしてコロナでも上海から退避帰国を余儀なくされ、去年は末っ子の受験もあり、そのまま戻らず受験を終えた今、またまたビザ発給停止を受けて(感染拡大するとすぐ停止される傾向あります...),「いつ帰れるんかいな」と思いながら迎えた新年です。 去年は誰もが、かつてない状況に置かれ、仕事や家庭や、いろんな場

どうあるのがいい親なのか

我が家は2男2女です。末っ子が来年大学入学なので 子育てはほぼ終わりです。だから、”子育てはこうあるべき”という話は今更感を感じるのですが、主人と話していて 感じたことがあるので 書きたいと思います。 新しく日本から赴任してきた部下は、長女と同い年。先日彼と一緒にゆっくり食事をして、初めて色々話したそうです。 彼は旧帝大を出たとても優秀な人。だから20代で海外赴任! ご家庭のポリシーが、大学は自分で行け=学費や生活費は自分でどうにかしろ、 というもので、彼はバイトや奨学

子供4人全員東大理三に入れた方の記事を読んで思うこと。

もうこのかた有名ですよね? 同じ奈良県、お子さん4人、このかたは英語を教えていらっしゃったとかで、そこまでは我が家、全部かぶるんですよね... 東大理三に全員入れた、と記事タイトルにありましたが、本当にそうだな、と思います。 小さい頃から、家族へ図書館へ行って絵本30冊を借りて、一切前後から公文式、そして習い事、などなど。 我が家の場合、やはり図書館で2週間に一度、絵本30冊を借りて、公文ではないけど七田式をやり、ピアノは全員3歳から鈴木メソードなどなど小さい頃はあま

日本の”文化”を大事にしてほしい

小学生の頃から 神社参りに末っ子を毎月連れて行っていました。なので、神社参拝のお作法も知っています。 主人が、参道の真ん中を歩いているのをたしなめていましたっけ。 神社によって違うところもありますが だいたい2礼2拍手ですね。名前と住所を告げて 願い事はせずに誓いをする、もしくは ”お力をお貸しください” と祈るなどなど。もちろん、自分でやるだけのことはやってからのことですが。 小さい頃は、帰りに屋台で何か買ってもらえるのが楽しみだったようですが(笑)、今は、参拝すると

美術館で 子育てを思う

東欧・スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催されている、世界最大規模の絵本原画コンクール『ブラチスラバ世界絵本原画展』(以下、BIB)。その第27回展(2019年10月から2020年1月に開催)から選りすぐられた作品の展覧会が、「奈良県立美術館」で、開催中で、今日が最終日。1965年にユネスコと国際児童図書評議会の提唱により創設されたBIB。1967年に第1回展を開催しており、半世紀以上の歴史を誇り、日本人作家も数多く参加しています。 末っ子と二人行ってきました

コロナ禍でこんなことも非対面

春から大学生となる末っ子。生活費などの振込用に通帳を作らなければなりません。学費引き落とし口座としても使うため、大学の手続きまでに作ろうと思い銀行に行ってきました。 窓口で簡単に作れるかとおもいきや・・・ 「こんな時なので、テレビ窓口での口座開設をお願いしています。」 ずっと日本にいなかった私、 ”何それ?”と心でつぶやく... ところが、その時、オペレーターとつながる待ち時間が40分と言われ、手続きに30分さらにかかる、その間ずっとテレビ窓口に入って座っておかない

この歳にしてJKとともに初体験

オンライン授業の末っ子、本当に出かけることもなく煮詰まる模様。そうかと言って、今どこか人の多いところへ遊びに行くのは避けたい。そこで彼女が選んだのは、なんと ”お写経をする” ということ。なぜだかわかりませんから、以前から「お写経やってみたい」と言っていたので、世界遺産薬師寺まで出かけました。ここも10年以上来ていなくて、以前来た時は東塔が修復のために覆われていたのですが、今はその修復後の姿を見ることができました。美しい〜 金堂の薬師如来は”人々の病気や災難を除き、健康