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君もきっと会社員になるので伝えておこう【第2章】会社に入ったら何するの?〜会社の組織論

ゆうじです。仕事が小忙しかったもので、前回からだいぶ時間が空いてしまった。そんな仕事の合間につらつらと考えを纏めてみたので、お付き合いください。

その前に、前回の復習はこちら。

前回書いたように、会社では「お金儲け」を上手にするために、役割分担をしている。ある程度の規模の会社なら、役割分担をスムーズに進めるために、複数の社員から成る組織を作る。組織がわかりにくければ、グループと置き換えてもいい。組織には大抵◯◯部門や△△部、XX課なんて名前が付いている。

会社員の僕にとっては当たり前なんだけど、そうじゃない君にはイメージしにくいかもしれないね。学校でも、委員会とか係活動で役割分担をしているよね。保健委員とか図書委員とか、僕も大好きだった新聞係とか。

会社が大きければ大きいほど、役割の分担が細くなり、組織の数も増えるのだけれど、どんなにたくさん組織があっても、実はたったの2つ、もしくは3つに大きく分類することができる。

それは、「営業」と「管理」だ。何かものづくりをしている会社なら、これに「製造」も加わって3つになる。組織名で言えば、「営業部門」「製造部門」「管理部門」と呼ばれることが多いのではないかな。

それぞれを一言で説明すると、「営業」とはお客さんに商品やサービスを売る役割、「製造」は営業が売るための商品を作る役割、「管理」は「営業」や「製造」がしっかり仕事ができるよう支援するの役割を担っている。

この説明を読んで「え?」と思わなかった?一つ、なんだかよく分からない役割があるよね。そう、「管理」だ。

営業や製造はとてもわかりやすい。営業の人はお客さんを訪問して、名刺を渡して自己紹介。そしてカバンから徐(おもむろ)に商品を取り出してセールストークを繰り広げるイメージ。製造は、清潔な工場で作業服を着てマスクをし、ベルトコンベアの上を流れていく製品をじっとチェックしているイメージだろうか。

一方で、管理は分かりにくい。管理って言われても何をどう管理するの?オフィスでデスクに座り、パソコンのキーを叩いているイメージ?でもパソコンで具体的に何しているの?

管理は、そのより具体的な役割を掘り下げないと理解することができない。ということで、次回は管理部門について詳しく説明しよう。

ところで、就職活動でもいきなり管理部門を希望する人は少ないと思う。会社のイメージを背負うのは営業であり、製造だからだと思うけど、ある程度の規模の会社では2−3割の社員が管理部門に所属しているはずだ(ちなみに、管理部門と管理職は似てるようで、全く違う。そのうち説明しよう。会社には管理がたくさんあってちょっとうんざりだ!)。

つまりは管理部門を理解せずして、会社は理解できないのだ!そしてもし管理部門がよく分かれば、会社の全体像が見えてくるし、就職活動での目線も大きく変わるかもしれない。次回をお楽しみに!



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