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自分は先天性嗅覚障害者

珍しく自己紹介(重い?笑 気軽に読んでもらえれば)
自分は生まれつき、匂いを感じることが出来ない
先天性嗅覚障害者

君が心をくれたから というドラマを見て、
とりあえず色々書いておこう思った次第。
3話からはヒロインは嗅覚を失うらしい。
まだ見てない。1話はダイジェスト,2話までは見た。
2話で味覚を失う、まだあまり味覚を失った後の話は無くて、どちらかと言うと“心を失った”みたいだけど

話は戻り。鼻に異常はなくて、脳みその 嗅球 という
“臭いという情報を処理する場所”
が極めて小さい。
つまり、匂いそのものを脳みそが理解できない人間

納豆、生臭い、ヘドロなんかの臭いもわからない。
シュールストレミング(世界一臭い食べ物)食べてみたい欲はある。因みに、臭いが分からないだけで、
普通に吐き気は催す。

良いとこ悪いとこ

実はメリットもデメリットもある

メリット

生臭いがわからない
これが究極的にいい所で、
美味しいのに、(生)臭い
が通じず、ただ美味しいで済むという点
クジラ肉とかは血の匂いがせず、
食べ応えのある肉という感じ。美味しい。安いし。

臭いところの掃除も問題ない
普段は臭いがきつくて人がやりたがらない仕事も
結構平然とできる。終わった後吐き気がたまにするけど。

他にもちらほら匂いが分からないことによる
メリットはあるが、生活上大きなのは上の2つ。
なんでか知らないけど、酸味の耐性が極端に低く
とっても苦手。腐敗に気づきやすくなってるのかな

デメリット

危険なことに気づけない
致命的なデメリット。災害時間違いなく死ねる
ガスの臭いはもちろん、硫黄系に加え、焦げ臭さに煙と危険だとわかるシグナルは全て分からない。
山登りは硫黄が溜まってる箇所があるので、
遭難すると極めて危険。だから禁止されている。
更に塩素系や有機溶媒系も全く分からず、
理系の自分には結構致命的で危ない。
お酒の匂いも分からない、飲めないけど。
まぁ、うちの研究室には幸いそういうの無いんだけど、それでも周りの研究室は使ってるので

感覚の共有ができない
コミュニケーションかつ生活上で致命的な点
君が心をくれたから がどう来るか知らないが、 
嗅覚を失って(?)、持ってない事による弊害・障害は
ブッチギリでこれ。
我々の身の回りは実は匂いで溢れている(らしい)。
これを理解できないと、
その場の雰囲気すら分からなくなる
(言い訳すんなって感じだが)

味覚は個人による、
個人個人の好みにや水準を満たしていれば、
誰もが美味しいと思う。更に言えば、
味は匂いが9割と言われるくらい匂いに左右される
多分、ある程度しか分かってない。
風味が凄い、味のしない食べ物は全くの無味。

嗅覚だとそうもいかない。
好きな匂いはあれど、
良い匂いや嫌な臭いは大抵共通(のよう)である。
食を通じ、生活上のありとあらゆる所で
全くどう感じるかという感覚の共有が出来ない
理解できない、ズレる。

MBTI的な話も混じってきていて、
自分はENTJでTe-Ni-Se-Fiの順
Seは感覚を意味し、ここで言う嗅覚(事態)もこれ
嗅覚が無いと、感覚が分からない。ので使えない。
周りの感覚に気づきにくい。
そしてTeが発達すればするほどFiは伸びにくい。
以前とあるサイトで診断した時も、
Te-Niがぶっちぎっていて、S-Fは凄いマイナスだった

感覚が分からないと、雰囲気が掴めないのでFe, Fi
もまぁ低い。自分の努力不足もあるだろうが…

これみるとTi-Ne(INTP)っぽいけど、判定はENTJ

まとめ

結果的に、自分はニッチ(地位)を見つけれたけど、
結構苦労する点は多いと思う。

だがまぁ、
匂いは分からなくても仲間とのご飯は楽しい
感覚を共有することが出来ない自分の唯一の楽しみ
と言っても過言では無い。
最初は持っていて途中で失うのと
最初から持っていない、
だと話は大きく違うのだろうけども…。
まぁ、周りには理解者が多くて助かる。

コロナのせいで嗅覚を失った人達は、
結構辛い思いをしたと思う。
食が全く楽しくなくなったのもあるだろう。
もう一つ、感覚の共有が出来なくなったことも
原因になってるんじゃないだろうか

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