保育園に通わせて良かった
コロナ禍になって在宅ワークの日も増え、家にいるなら子供の面倒も見ながら仕事できるじゃん!やったー!って去年の4月頃は思っていました。
はい、見通し甘々でした。今は娘を保育園に預けながら在宅ワークと通勤を織り交ぜての日々です。
去年の4月5月は本当に日本中のみんなが在宅をしていた期間。
あの時は仕事量がコロナによって激減していたから両立できていたってだけで、今は仕事量も戻ってきたので在宅ワークだろうが勤務時間中は電話もメールもガンガン入ってくるんだから育児なんか到底できるわけない…。
それでも家に2歳の子供がいればオムツ替えやご飯作りやお昼寝のタスクは必ずやってくるわけで、それをこなしながら仕事の時間を確保するのに精一杯で遊び相手にはあまりなってあげられない。
去年は勤務時間中に公園に連れ出したり、遊び相手になったりするくらいの余裕があった仕事量だったので可能だったわけですが、今は仕事時間中に公園に連れ出すなんてできるわけがなく、ひたすらDVD、アマプラ、ネトフリなど映像を見せているだけになってしまい、娘も遊びの相手をしてもらえないフラストレーションが溜まってきてご機嫌も悪くなる。もちろん目にもよろしくない…。
昼ごはんは私が見てない間にお菓子を食べ過ぎてたり(隠していたのにいつの間にか自分で手が届くようになっていた…)、体も大して動かしていないので食べが悪く、昼寝は疲れていないから寝つきが悪い。
昼寝が明けたらおやつの時間。これ用意するのに地味に大変。去年はクッキーを焼いたりホットケーキを作ったりとかできたのですが、今はその余裕はない。洗い物出ると片付けに時間かかるし…。結局既製品になっちゃうことが多い。
勤務時間が終わり、ようやく夕方から公園に行けるけど、少し遊んだらスーパーに買い出ししに行き、夕食からのお風呂・寝かしつけまであっという間に駆け抜ける。
娘が寝た後、お世話でできなかった分の仕事をこなす。
娘がいる時の在宅ワークってこんな感じです。1日が終わるころにはヘロヘロです。娘は家の中で一人遊びしたり、映像見るくらいで、外遊び大好きなのに全然遊ばせてあげられていません。
育児しながら在宅ワークできるの最高!とか思っていた昔の自分に言ってやりたい。お前が2人いなきゃ無理だよ、と。
その点、保育園に通わせていれば全ての悩みが解決するのです。
まず生活リズムが整うのがありがたい。早起きが習慣になって、1日健康的に過ごせます。休日も早く起きるのが親としては辛いところですが…。
自分が夜型なので、娘の朝型リズムを作るの大変だろうなーと思っていたのですが、保育園に通うのが習慣になったことで自然に身に付きました。
次に朝からおやつを用意してくれる。これ、地味に忘れがち。
小さなお子様は胃も小さいので、栄養補給のために朝と昼寝明けのおやつが必要。娘が通っている保育園は既製品のおせんべいとかが多いかな。でも種類は薄味で体に優しいかんじ。家だとグミとかクッキーなどお気に入りのお菓子の誘惑が多くて健康的なおやつをあげられないことの方が多いので助かります。
朝のおやつが終わると午前中からアクティブに活動する時間です。お散歩に連れて行ってくれたり、友達と公園で思いっきり遊べたり。雨でも室内にアスレチックを作ってくれるのでそれなりに体を動かせます。
娘の通う保育園はかなり自主性に任せられている感じで、その日の気分で公園に行くか、部屋で遊ぶかなどを自分で決めます。縦割り保育なので、お世話好きのおねえちゃんと一緒に遊んでもらったりすることもよくあります。
活動量と刺激が、私が家でDVD見せているのとは雲泥の差です。この点だけでも、保育園に通わせて良かったと思います。
友達と関わることを小さいころから学べる場って貴重です。子供同士でぶつかることもありますが、思いやりを学ぶ大切な機会をプロの先生たちがサポートしてくれます。
昼ごはんは栄養バランスを考えられたものを用意してくれてます。朝からたっぷり遊んでおなかが空いているのと、一緒に食べる友達がいるから楽しく一生懸命食べてくれます。毎回連絡帳には『完食』と書いてあります。
家でふざけて遊び食べしている姿を見ていると、同じ娘とは思えません。笑
お昼寝は、家だと私が添い寝しないと眠れませんが、園ではお気に入りのぬいぐるみを抱っこして一人で眠れるようです。信じられないお姉さんっぷりです。たっぷり動いておなかもいっぱいになって入眠も早いようです。
家では休日でも眠るまで時間がかかるので、あまり疲れていないのかもしれません。保育園では体力気力とも使いますからね。
お昼寝が明けたら3時のおやつです。基本はおにぎりや小魚、手作り蒸しパンなど、健康的なおやつです。名古屋だからか手作りのういろうが出る日も!ういろうは自分では絶対作らないのでびっくりです。
みんなでおやつを食べた後は、お迎えを待ちつつ自由遊びの時間です。
お迎えに行くと、娘は園庭で砂遊びやかけっこで遊んだり、部屋でパズルや粘土をしたり、日によって居る場所が違うのでとても楽しそうです。
友達とトラブルが起きて泣いている日もありますが、家でママやパパといるだけではできない経験なので一人っ子の娘にはいい体験だと思います。
他にも、私が教えなくても靴を自分で履けるようになったり、服を着替えることもできるようになりました。周りでみんながやっているのを見て、やってみたい!とチャレンジを日々繰り返した結果だと思います。そのチャレンジを手出し口出しせずに毎日見守ってくれた先生たちのおかげでもあります。
信頼できる先生に見てもらいながら、日々のできた!を一緒に喜んでもらえることって娘にとって嬉しいことなんだろうなーと。
そして次のやりたい!→できた!に繋がる。なんて素晴らしいサイクル。
家だと時間に急かされて手出ししてしまったり、娘が甘えて自分でやらないことも多々あるので、このサイクルを生み出す回数が減ってしまうんですよね。
仕事と育児の両立って働きたいママの誰もが悩むところだと思います。
昔の考え方を持っている人達には「あんな小さいうちから通わせてかわいそう」なんて言われることもあると思います。というか私は言われたことがあります。
それでも私は保育園に通わせて良かったです。自分のキャリアの面からだけでなく、娘の成長にもとてもつながっていると思うからです。
『3000万語の格差』の本が園に置いてあり貸出無料だったので読んだのですが、幼いうちに言葉をたくさん聞き、良質なコミュニケーションを取る回数が多い方がその後の成長に良い影響を与える、というのが娘を見ていると感覚的にわかります。家で1人(または2人など少人数)で子育てしているのと保育園にいるのとでは耳に入る言語量が圧倒的に違います。だからか、園の子供たちは2歳児でもとてもおしゃべりが上手で、たくさんの言葉を理解して返してくれます。あと年長児さんたちだと、ケンカが起きても手を出さずに話し合いで解決する姿が多いとか。自分たちの意見を言い合い、相手の主張を理解し意見をすり合わせていくのは大人でも大変(だしできない大人も多い)ですが、それを入学前の年齢でやっているのですからすごいことです。
保育園の先生に相談できることもすごく貴重な機会です。
育児中の先生もたくさんいます。自分の子供と園のお子様たち、両方と向き合っている先生のアドバイスは参考になることもたくさんあります。
「園では粘土で存分に遊んでもらっていいけど、自分の家では汚れるから嫌ですよね~!私も嫌で子供が小さい時は買わなかったんですよ。笑」なんて何気ない雑談も、やっぱり先生もそう思うんだな!と分かって少しほっこりしたり。園の先生たちも保育士であり親なんだなと思うと身近に感じます。
娘は今3歳になりましたが、とてもおしゃべりが上手で、自分がこうしたい!と思うことはしっかり主張します。泣くこともありますが、大泣きしてやまないとか激しく叩いてきたりということはありません。保育園で鍛えられているのかな、と日々実感しています。自分一人ではこんな風に娘を育てらなかったな!と思うほどお世話好きなしっかり者さんです。
いやー、保育園に通わせて本当に良かった!
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