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今日の本 11

新潮文庫

老人と海
作:ヘミングウェイ
訳:福田恆存
¥308(税抜¥280)


今日は朝からこの本を読もうと決めていたのですが、なぜか睡魔が襲いかかり、まだ読み切れていない今日この頃です。ちなみに、値段は持っている本の裏に書いてあるそのままを書いているので、今と同じっていう事はないかもしれないです。

読み終わっていない状況を、アンパンマングミを食べる事で逃れようとしている自分がいます。今おにぎりマンみたいなやつを飲み込みました。そんなところなので、一旦書くのを中断して、読もうと思います。では後ほど。

…実際にはここでいくらか時が経っております…

読み終えました。「老人と海」。相当前にユラユラ読んだことがありましたが、読み直せてよかったです。

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<あらすじ>
不漁が続き「サラオ」になった老漁師サンチャゴ。共に船に乗っていた少年は別の舟に行ってしまった。ある日一人で漁へ出かけると、巨大な獲物に出会う。

サラオ:スペイン語で最悪の事態を意味する言葉

多くの人が読んだことのある海外小説ナンバーワンな気がします。ワタクシがこの本に出会ったのは、、玉川重機さんの「草子ブックガイド」という漫画でした(多分)。気になってすぐに読んでみた記憶ですが、当時は速読太郎で流し読みの癖がバキバキだった為…内容も今回ほどしっかり読めていなかったと思います。(お米を6回だけ噛んで飲み込む喉越しを味わう感じ系の瞬間の楽しさを愉しむ的な読み方をしていた)(伝われ)

ネタバレにはなりますが、結局老人は巨大な獲物であるカジキマグロと三日間の戦いの末、勝ちます。
その情景を読んでいる時に、とにかく自分がものすごく人間として甘い生活をしていることを実感しました。甘いからダメだなぁとかそういう風ではなく、、もっと強く生きられる要素を自分も持っているのかもしれないという自分自身への期待というプラスな感情です。とてもポジティブ。でも、世界の6割位の人たちは、ホモサピエンスの可能性を人生の中で知ることができずに終わっていく気がします。だからどうだっていうわけもないですが、。

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ネタバレ続きます。仕留めたカジキマグロを舟に結びつけ港へ戻る途中、次々にそれを狙いに鮫が襲いにかかります。
もうやめてやれよ鮫さんというのが単純に純粋な感想ですが、、。ただ軽く釣った魚を盗られるのでもダメージは大きいですが、三日も格闘して戦友レベルになった大物を自然界のものに取り込まれてしまうのは、色々な節々がどうもこうもいかなくなってくる気がします。最後、身がなくなり、ほぼ骨だけになった戦友を港まで運んでくる老人はどう思ったのでしょう。

この本の一番最後、旅行客の言葉に、結局人間はこういうものだとも感じます。(気になる方は是非読んでネッ)

安全で苦労のない旅行客的な生き方よりも、サンチャゴ的な生き方に憧れます。

…アンパンマングミを添えて。


今日の本、第11号、老人と海

これにて。


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