播磨陰陽師の独り言・第504話「日本語が世界を変える」
世界には様々な言語があります。一番多く使われているのは英語です。次は人口の多い中国語。しかし、インターネットのブログに限って言えば、日本語のものが一番多いそうです。
2006年の調査では全世界のブログの37%が日本語だと言います。使う人口の多い英語や中国語を抜いて一位です。
わが国は古くから識字率が高く、江戸時代には70%くらいありました。同じ頃のイギリスやフランスの識字率は20%を超えたくらいです。
戦後、GHQは、
「日本語はとても難しく識字率が上がらない問題がある」
と言うようなことを言い出し、英語を公用語にしようとする動きがありました。しかし、当時の日本人の識字率は90%を超え、当時のアメリカ国民よりも高かったのです。
日本語は、英語圏の人々にとって最も習得が困難な言語です。世界に僅かな日本語話者だと思っていたら、最近は違うようです。
コロナ禍の時、世界中の人々はロックダウンで家に籠りました。友達に会うことも許されず、自分の部屋で過ごしていました。そこで何をしていたのかと言うと、ほとんどの人がゲームをしたり、マンガを読んだり、アニメを見たりしていたのです。今の時代、Netflixなどのオンデマンドでアニメを見ることが出来ます。それも世界同時配信でリアルタイムに最新のアニメを見ることが出来るのです。
日本のアニメを見る外国人の多くは、吹き替え版ではなく英語字幕版を見ているそうです。と言うのは、外国版の吹き替え事情にあります。外国には日本のような声優と言う職業がなく、声が口の動きに合っていないのはもちろんのこと、ひとりの人がすべてを吹き替えている国まであると言います。だから吹き替え版を見ていると、かなりつまらないアニメに見えるそうです。それで結局、アニメを見ている人々の周りには、日本語が飛び交うことになります。
霊的な見方をすると、世界のどこであっても日本語が飛び交う場所では、その土地の神々が目覚めます。そして、主の役割として、その土地に住む人々を日本人らしい人間に代えてしまうのです。そんなことが、今、世界中で起きています。この先、世界はだんだんと日本人化して行きます。もしかすると百年後は、世界の言語のほとんどが日本語由来の言葉に変化しているかも知れません。中国語や韓国語の多くが日本語由来の言葉に溢れているように……。
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