ひき肉への心理的障壁
買ってずっと使う機会のなかった大豆ミートを汁なし坦々麺に使ってみた。
大豆ミートは茹でるとスポンジ状だがほどほどの弾力があるので割と肉っぽい食感もあるが、風味は油揚げっぽいというか大豆全開なので、きちんと味付けをする必要があるようだ。
今回は豆板醤と甜麺醤と醤油でしっかり味をつけたので違和感なく食べられた。
これ、ミートソースは少し厳しいような気もするがどうなのだろう。
ところで日頃から疑問に思っていることがある。ひき肉って多くの家に常備されているのだろうか。
麻婆豆腐の素を買うと、大抵の場合は「ひき肉」と「豆腐」を用意しろ、とある。豆腐はまあいいとして、ひき肉って買うの面倒じゃない?そもそも牛なの豚なの鶏なのどれを選べばいいのかわからない。家に常備しているわけでもない。いろんな種類があって何を常備するのがベストなのかわからないから。
ひき肉って取り扱いづらい印象があって、買う気が起こらない。実際買うのは年一回餃子作るスペシャルイベントのときくらいか。(と言いつつ前のnote投稿で坦々麺とそぼろあんかけにつかっていた。)
そもそもひき肉は何か他のものと混ぜて使うことが前提になっているのがめんどくさい。他のものは大抵ミンチ状にする手間がかかるのでまためんどくさい。しかも手で練って粘り出すときに手が油でビチャビチャになるのが嫌だ。仮に手袋使ってもその手袋がビチャビチャになって嫌だ。
あと味付けを生の状態でしなければならないのでリスクがある。いつも味付けは味を見ながら目分量ですることが多いので、完成するまで味見ができないひき肉は難易度が高い。
本当の私はピーマンの肉詰めとかナスの挟み焼きとか作りたいのに、こういった心理的障壁があって、作れない。
改めて書き出してみると、ぼんやりと感じていたひき肉に対する抵抗感に明確な理由が添えられて、この気持ちは正しいのだと自信を持った。
それを乗り越えて作っている人々は本当にすごいと思う。本当にすごい。
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