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歩く

歩く事は私にとって唯一、苦も無くできる運動だ。
冷え性の私は歩いている内に身体がポカポカしてくるのが心地良くなってくる。
若い時は都心の街をウィンドウショッピングしながら歩くのか好きだった。
デパートのウィンドウの洗練されたディスプレイを眺めては心が踊って幸せだった。
今は自然を見ながら、木々の枝葉や広い空を見上げながら歩くのが好きだ。
澄み切った空気、小さな四季の移ろいを感じる事が心から安らぐ。
歳をとったせいなのか、人は変わるもんだなと思う。
先日、お仕事帰りに電車が止まってしまった。
運転再開は50分後というので電車降りて歩いてしまった。正直電車内で待ってた方が家には帰り着く。
しかしちょっと元気が残っていたらVoicy聴きながら歩いてしまう。
また別の日に電車のホームで待っていたら久しぶりに夕焼けを見た。ピンクの様な赤い様な夕焼けが澄み切って燃えるように夜に向かって輝く。
学生時代はなんて事無かったけど、社会人になってお勤めしたら明るい内に帰れるのは貴重だ。
「よし、今日も何処かの駅で降りて歩こう」と思い立つ。
時々呆れられるが、他に運動習慣の無い私にとって歩く事が好きな事は喜びだ。

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