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男に求められないと価値がない

人が嫉妬する対象は、「自分が手が届きそうで、でも届かないもの」に対してらしい。

確かにそうかもしれない。

私は自家用ジェットを保有するような石油王には嫉妬しないし、セレブ女優にも嫉妬しないし、ミリオンヒットを叩き出すような作家に嫉妬しない。


私が嫉妬するもの。というか女性。

専業主婦で、暇な時間に手作りのアクセサリーをネットショップで販売し、月数万の収入を得ている女性(要は「好きなことをしてお小遣い稼ぎ」というやつ)

イライラして八つ当たりしても、体調が悪くて何もできなくても、「僕は君がいるだけでいいよ」と言ってくれる、世間でいう【理解のある彼くん】がいる女性

芸能人ほどではないが地下アイドルくらいには可愛く、周りの男性に何かと気にかけてもらえる女性。オタサーの姫。

プロを目指せるほどの画力は無いが、フォロワーが2000人くらいいて何か作品を掲載するたびにコメントがついてチヤホヤされる絵師。(これでその絵師が既婚子持ちだと私が爆発する)



箇条書きにするとこんな感じだろうか。

改めて並べると、「男に異性として求められること」に固執しているな。昔は絵師として人気になるという願望が突出していたけれど。自分の実力を知って諦めたからだろうか。

男性が好きなわけじゃない。むしろ嫌いだった。だって私に暴言吐くし、暴力を振るうし。

でもそんな自分の横でチヤホヤされている女性を見ると、「同じ性別なのに、この差は何だ?」「異性に大切にされない、私は悪なのではないか?」という気持ちが湧いてくる。


つまり【異性に求められない自分は、価値がない】という考えがベッタリ凝り固まっている。これが逆方向に行くと、私は過激派フェミニストになっていたかもしれない(モテない男が女叩きに走る感じ)

たぶん私が自己肯定感を得るには、それこそ「理解のある彼くん」を得るしかない。男に認められない限り自分を認められない。でもそれって、主権が男性にある。男が私を好いてくれないと、何も始まらないのだ。

これでは私は救われない。

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