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「郷に入っては郷に従え」に言語は含まれる?

こんばんは。KARINです。

今日もイレイザーさんと日本語レッスン。

イレイザーさん初登場回はこちら↓

ちょっと興奮気味に
「KARINさん、この動画見てどう思いますか?」
とシェアしてくれたリンクを開いてみると
YouTubeのショート動画でした。

日本人男性が日本に住むアメリカ人女性に
英語で街頭インタビューをする、
というものだったのですが、

「日本語話せますか?」
の質問に対して
「もちろん、日本に住んでるから。日本に長く住んでるんだったら話せないとおかしい」

と割と強めに主張するその女性。

明らかにネガティブな印象持ってるなあと言う顔で
KARINさん、どう思いますか?
と聞いてくるイレイザーさん。

ここでワタシが思い出したことが2つ。

バンクーバーに留学していた頃、
友達と中華を食べよう!と
リッチモンドに行った時のこと。

レストランにはいると、まあそこはもう中国。
店員さんで英語を話せる人は限られていて
あれ?ワタシたち、中国語話せないと来ちゃダメだったかな?笑笑 

って思うくらいの空気感に違和感を覚えました。
「カナダに住んでるんだから、せめて英語話せばいいのに〜」
なんて思ってたワタシ。

そして2つ目に思い出したこと。
ワタシがフィリピン、インドネシアに住んでた時のこと。

・・・ここで気づきます。
ワタシ、現地の言葉をちゃんと勉強しようと思ったことなかったなと。

どちらも、仕事をするにあたっては英語ができればよくて、
現地のことばは、簡単なあいさつ、数字、ジョークで言えそうなフレーズくらいしか覚えていませんでした。

でも、生活には困りませんでした。
必要最低限の単語でタクシーも乗れたし、
屋台のおばちゃんとはジェスチャーと笑顔で
全然会話できちゃってたし。

きっとリッチモンドの彼らも
こういう気持ちなんだなと、今更気づいた瞬間でした。

ことばって、必要不可欠なものではなく、
やっぱりただのツールなんだと。
別に話せなくっても、話せるようになるつもりがなくても
日本に住む権利は誰だってあると思うんです。

ただ、日本に住んでいて日本語を話せることで
得られる経験、価値観、気づき、
たくさんあります。
せっかくいるんだもん、得られるものは得て損なし。

だから、日本に住むなら
日本語話せた方がいいよ、と、

動画の彼女の強気な言葉の裏側に
こんな想いがあったことを願ってます。

そして改めて、日本語や英語学習に携わる身として、
言語とは?を考えるいいきっかけでした。

今日もさんきゅー、イレイザーさんっ

KARIN

非営利の寺子屋を作りたい。子どもたちに英語・日本語を学べる場所を無償で提供したい。そんなワタシのチャレンジに使わせていただきます。