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コミュニケーションの拗らせ

夫を通して見る自分はなんと認知の歪んだ人間か

喧嘩の原因は大抵私にあって
認知の歪みからくることがほとんどだ

彼は意見を言ったにすぎないのに
“否定された”
と感じるから私は黙り込み話し合いが進まない

どこまでも被害者であり続けようとする自分に嫌気がさして自己嫌悪に陥るのだ

この思考回路には
自分は否定されるに相応しいという大前提がある

わたしの言うことなんか肯定されるはずがない、否定されて当然だという前提が
わたしのなかに存在しているから

自分の発言に共感が返ってこないと
やっぱりだ、やっぱり否定された、言わなきゃよかった
と思う


彼にしてみれば迷惑な話である


なんでも言いたいことを言える環境でなく
喉元で言葉を飲み込んだ幼少期だった


失敗すれば「〇〇って言ったのに。言う事聞かないからこうなるのよ。あなたは間違ってる」
と言われ続けてきた
自分の言動正しくないのだ

その思い込みを手放せばいい
ただそれだけなのに

きっと今まで培ってきた前提のなかにいるのが安全だとどこかで甘えているのだろう


話し合いの中でわたしが黙り込むと
彼はすかさず
「今のは否定じゃないよ、大丈夫だよ」
と言ってくれる

そのたびに情けなさが溢れてくる

こんなに気を遣ってもらわなければすぐに傷ついてしまう弱い自分を殴りたくなる


傷つきやすい自分を守ろうとして相手を傷つけているのだ
結局自分で自分の首を締めているだけなのだ


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