見出し画像

私が中学受験についてちょっと伝えてみたくなった訳

我が家には一人娘がいます。中学受験をして現在私立中学に通っています。
(2020.9追記:現在高校生です)

子どもに中学受験をさせることについては賛否両論あると思いますが、我が家の場合は「中学受験にチャレンジしてみる」という選択をしました。ただ、親としてそしてコーチングという分野でプロコーチとして仕事をしている私個人として「本人の意思や希望をできるだけ尊重したい、暗く辛いだけの受験生活を送らせることは避けたい」と思っていました。

幸い私はプロコーチとして、自分の願いに沿って生きるためのコーチングの知識やスキル、家族や組織の関係性をより良くする(組織と関係性のためのシステムコーチング)ための知識とスキルを持っていました。そして、せっかくなので、というよりは本当に切羽詰って、それらをフルに受験期間に活用しました。

私を支えてくれたコーチング知識とスキル

渦中にいた時も、そして終了した今現在もつくづく思います。
コーチングの知識やスキルが無かったら、私、とても怖い教育ママゴンになっていたかも。
一方的に自分の価値観を「正しい」と思い込み、子どもや夫に押し付けていたかも。

子どもの成績に一喜一憂し、ネット情報や他の保護者の声に翻弄されて精神的におかしくなっていたかも。
偏差値や世の中の評判を気にして、子どもが主体の志望校選びができなかったかも。
子どもを怒鳴りつけたり脅したり、ひどい言葉をもっとたくさん投げかけていたかも。
そのせいで親子関係もボロボロになって子どもの精神や人格形成にものすごい悪影響を与えていたかも。
もしかしたら子どものモチベーションと学力も下がり、今の学校には通えていなかったかも。

中学受験経験のない夫の意見や動きに苛立ち、夫を非難し夫婦仲が悪くなっていたかも。

美しくお金をかけて作られた学校のパンフやWEBサイトの情報を鵜呑みにして、子どもや我が家の教育方針に合わない校風の学校を強力に推薦していたかも。

そのくらい私はコーチングスキルとその周辺知識に救われました。

家族は「チーム」、受験は「クエスト」

私が活用したコーチングのあれやこれやを使えば子どもが絶対合格する!なんてことを言いたいのではありません。合格という結果よりも、自分たちが理想とする家族のあり方にどうやって近づいたかというプロセスの話を聞いてほしいのです。(このあり方だったら結果的に学力にも好影響を与えるだろうと個人的には思っていますが。)
また、受験生の親というナーバスな環境でどのように自分を保とうとしたかの記録でもあります。
そんな話でも「ぜひ聞きたい!」という方がいらしたらお伝えしたいと思ったのです。

なぜなら、中学受験は家族の価値観や信念、育った家庭環境、教育環境等の違いが浮き彫りになり、まだ成長途中の子供(しかも思春期)を中心に意見が対立したり感情的になってしまう場面が多々あるからです。
そして、高校受験や大学受験よりも親のあり方や関わり方が子どもに与える影響が大きいと思っているからです。

そんな困難な状況でも家族がチームになったら、ドラクエのパーティのように勇者(子ども)を中心にして家族みんなが受験をサポートできたら(足を引っ張ったり掻き乱すのではなく!!)、価値ある経験になると思いませんか?

そんな家庭が1つでも増えたら、私はとても嬉しく思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?