【断髪小説】田舎からでてきた③
割引あり
美容師「じゃあクロスつけますね」
櫛で髪の毛を丁寧にとかし、いよいよカットが始まる…
美容師「記念に写真撮っておきます?」
私「お願いします」
カシャ カシャ
数枚いろんな角度から撮ってもらった
美容師「そうだ。良かったら顔はださないんで店のインスタに載せてもいいですか?」
私「顔でないのであれば…大丈夫です」
美容師「ありがとうございます。じゃあ撮らせてもらいますね」
カシャ カシャ
美容師「ありがとうございます。じゃあ切っていきますね」
丁寧にブロッキングをしていると
美容師「後ろ癖があって、上向に生えてるんで
まとまりづらくなると思うんですよね。
見えないようにするんで後ろ刈り上げちゃいますね」
え、刈り上げられるの?
まさかそんなことになるとは思ってなかったから
一気に不安になる…
美容師は小さなバリカンにアタッチメントをつけている
断るなら今のうちだと思いながらも、
言えない自分がいた…
美容師「クイっと下向いてもらっていいですか?」
ヴィーーーン
バリカンのスイッチが入る…
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