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絶望とか虚無感とか諦観とか黒くてふわふわしたもの

 最近ずっと、「なんでここにいるのだろう」とか、「なんでこんなことをしているのだろう」と考えている。考えているというよりは、ふとした瞬間にそんな風に思うというのが正しい。当然のことながら、答えは出ない。でるわけがない。常に堂々巡りである。ただ少なくとも、絶望というと大げさかもしれないが、希望を持てないでいる。

 抱えている。抱え込んでいる。背負っているわけではないと思う。抱えているだけなら手放せないかと思うが、しかしながらそれは出来ない。そういうことを考えずにはいられないからだ。性なのだろう。

 最近、加速主義に関する本を読んでいる。その中でイグジットという単語がキーワードとして取り上げられていた。脱出という意味で使用されているその単語は、加速主義を掲げているわけではない私の心に強く引っかかるものだった。

 脱出。加速主義においては民主主義をはじめとする既存の社会構造からの離脱をさす言葉は、私にとってはどのような意味を持つのだろうか。そういえば最近、ずっとやめたいと呟いている。私は何をやめたいのだろう……。

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