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【詩】朝


目が覚めると

小鳥が鳴いている

青空のなかの

林のなかの

あの辺りの

どこかで




目で見ることは

できないけれど

たしかに鳴いている

規則的なリズムで

精一杯の声で

遠くの誰かに

伝えている




その声を聞いて

私は気づくんだ

朝が来たということを

小鳥はもう起きていることに

少し急かされるんだ




  眠くたって

ピーピーと鳴いている朝は

ちょっとだけ

爽やかになったり

するのだから