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2022.ギャラクシーカップ予選使用リスト及び感想【濃厚ドラゴンデッキ】

ラッシュデュエル初の公式大型大会「ギャラクシーカップ」に参加してきました。
全16店舗、64名規模から各店舗1名ずつ代表をかけ、勝ち上がった16名はエリア代表として、東京で日本一決定戦を行うといった二段階形式になっていました。

今回参加したのは、6月19日開催である兵庫県神戸市のドラゴンスター三宮店。
参加人数は37名と若干少なめでしたが、無事0回戦を引き、6ラウンドを強いられることに。

悲しすぎだろ!


当初の想定は、6ラウンド中の前半ラウンドでマキシマム、サイキック、機械、魔法使い。
パラレルオーダーは終始。
後半ラウンドでサンメロを踏むはずだろう、そう考えていました。


結果は


優勝は逃してしまいましたが、ベスト4ということでプレイマットを獲得。
構築を共有した他二人もベスト16とまずまずのアベレージだったと思います。
マッチングに関しては想定よりパラレルオーダーが少なく、上位卓含めて群雄割拠に近しい環境でした。
狭い世界で情報を漁っているだけでは勝ち切れないと痛感しました。

少なくとも自分の周りでは不正絡みはなく、会場内の大多数が楽しんでやっており、ほどよい緊張感を持って挑むことができました。対戦者の方々に感謝します。




◆使用デッキリスト



ギャラクシーカップ除く、直近50試合は36勝14敗の勝率72%
先行26戦19勝.勝率73.07%、後攻24戦17勝.勝率70.83%と先後どちらもムラなく戦える構築です。

ざっくり説明すると《濃厚返しの術》、《七宝船》を使い潤沢な手札を揃え、《ビックリードドラゴン》+《潜入開始》or《パラレルバースゲート》を押しつけていくコンセプト。
ビックリード1600+潜入3200+潜入3200=8000のワンキルプランはPOWER!!




◆メインカードの解説

上級8下級15魔法罠19
・上級8枚…墓地に送っても意味のあるもので全て統一
一度ヒットすれば使い回すことが可能なため、可能な限り枚数を絞りました。
メテオやユニヴァー、潜入の関係上まずバニラ上級に辿り着くのが先決だと判断し、ビックリードの3枚目を泣く泣く不採用に。

・炎バニラ9枚…【濃厚の弾、兼打点要員】
序盤〜中盤に欲しく、下級総数の中でも多めに枠を割いています。
濃厚3枚に対して炎バニラ8枚までは差し支えないと考えており、バリカタの3枚目がサイチェン候補になります。
あくまでも「メインは丸くデッキの回転率への貢献」という明確な役割があるため、バリカタ3枚目を採用。
それ以上のリターンに見合うサイドカードがある場合は、バリカタ3枚目を抜きます。

シードラゴンナイト3枚…ゲーム中一枚破壊できるだけでも十分強力で、ユニヴァーとの噛み合わせも良い。
先に落ちてしまったフェニドラや、別のシードラを山に返せるデッキメイク力も評価
2枚運用だとどうしても2枚目をセットや、濃厚or採掘のコストにせざるを得ないシーンがしばしばあったため、3枚採用。
これがあるとLOも視野に入り、上級とシードラをセットで戻せば無限耐久編に突入できます。

フェニックスドラゴン3枚…回収先のビックリードと違い、下級である点、被り引きや他の素引きカードのノイズになりにくい点から3枚投入。
ビックリードを3枚採用していたとしてもここは3枚採用すると思います。

潜入開始3枚…POWER

七宝船3枚…POWER

魔法石の採掘3枚…最初は被りが弱すぎて2枚にしていました。
潜入ゲート以外にもメテオやユニヴァーの選択肢を取ることが多く、バリューが高いため3枚採用に。

パラレルバースゲート2枚…従来のパラレルオーダーデッキと異なり、下級を多く採用していることからゲートへの依存率が減少しました。
ビックリード+ゲートが非常に強力。
ゲーム中一度は絡め、採掘の選択肢に常に入れておきたいことから最低限の2枚採用。

濃厚返しの術3枚…ドローソースの中でも破格の性能。
デッキパワーの最大値を上げることよりも、順当に回し平均値を上げることが重要だと考え3枚採用。

メテオチャージ2枚…ビックリード以外でダメージを取っていける手段。
先行2ターン目発動のリターンが大きく、硬直状態や詰めの盤面で特に強いです。
ゲート同様の理由で2枚採用。
対面次第では2枚目がサイチェン候補になるのですが、ETEDにおいては2枚投入。

ユニヴァーストーム2枚…ダメージ源や展開札で強いとされているカードは魔法罠に寄っている傾向があり、それらを潰せるこのカードは間接的な防御札という理論。
どの対面にも腐ることなく、防御札としても展開を通す札としても万能なため、デッキの41.42枚目として採用。
前述したシードラとの噛み合わせも非常にgood。
よってこの2枚がサイチェン候補になります。
メテオ、ゲート同様の理由で2枚。

ミラーフォース1枚…どの対面にも広く打て、一本目に見せることで、二本目以降の燃尾を強く打てることからメイン採用。





◆サイドカードの解説

聖塔の危機3枚…対サンメロ、エクスオーダー
サンボルに対しては何としても1枚目に辿り着きたいのと、被りがむしろ強いため3枚採用。

酢酸のたまった落とし穴2枚…対サンメロ、エクスオーダー
特にエクスに対しては、根元の下級を潰した方がダメージカットに繋がるケースが多いです。

落とし穴1枚…対サンメロ
これと危機があると腕組んで眺められます。

ことのはの妖精3枚…対サンメロ、魔法使い
サンメロに対して、召喚反応罠を引き込めていなくとも、ことのはを挟むことで引き込む猶予を貰えるため採用。
ささやきも候補に挙げていましたが、シードラとの変更先になる兼ね合い、再利用できるこちらを優先。

陰陽封陣2枚…対マキシマム(主に輝獣)
メインのビックリードで処理はできるのですが、ダメージレースで負けることがしばしば見受けられたため投入。
採掘で拾える点、エースブレイカー等のモンスター枠と比べ、セットゾーンに溜め込める点を評価。
陰陽封陣の案は、そるさん(@linear_blue2)に教えていただきました。感謝。

死者への手向け1枚…対マキシマム
陰陽同様、特に輝獣に対してのダメージレースに勝つため採用。

ユニヴァーストーム1枚…対マキシマム、サイキック、魔法使い、機械
マキシを除く、罠に重点を置いているデッキに対して、燃尾や危機も一応有効。
ですが、こちらが投入するサイドカードより、罠デッキ側が投入するサイドカードの方がゲームに影響を与えることが多い(燃尾等)ため、自分の攻撃を通す札として採用。

燃尾之急2枚…対パラレルオーダー、ギャラクシー
“何故か”600バーンがついており、ETEDにおいても重宝します。危機や酢酸に比べ被りが重たいため、3枚目は見送りました。



◆サイドチェンジの基準

①本末転倒にならないか

②メインは丸く広く、尖るカードはサイドへ

③相手のサイドの方が質が上なら展開を通す札、自分の方が質が上ならメタ札を投入

①…メタを意識しすぎるあまりデッキが回らなくなること。これでは文字通り本末転倒です。



②…燃尾や危機のような、リターンが大きいが腐る相手があるカードはサイドへ回しましょうと言う話。
余程マッチングが予想できる環境なら強気のメイン採用もありですが、雑多環境であるほどメインは丸く広くどんな相手にも戦える構築が望ましいと考えています。



③…何を言っているんだと思うかもしれませんが、この構築で言うならば例えば罠サイキック対面。

こちらの危機や酢酸、燃尾はサイキックに刺さりますが、それ以上に相手の燃尾や未知との邂逅が重たいです。
これは相手の方が質が上と言えるので、攻撃を通すユニヴァーを投入し、モンスター同士の殴り合いに持ち込みたいところ。

逆にサンメロ相手には危機や落とし穴が比較的有効なため、妨害側に回りたいと考えています。
※メガロード環境かつ、個人的意見です。




◆メイン42枚の理由について

ダイダロス》や《真紅眼》のような特定の一枚に強く依存するデッキを除く、組み合わせで動くことの多い構築は、多少のカサマシをしても許容範囲という認識です。
特にマッチ戦に置いては、サイド変更先を作りやすくする利点もあります。




◆特徴と強み

このデッキの強みは下級が多くて安定感が高い、にもかかわらずライフカットが早い点です。

先行下級1~2伏せの甘えた盤面に対しては、後攻からライフを取りに行くことも容易です。
このように後攻の利点を生かすことで、先行後攻で生まれるカードの枚数差を、ライフアドバンテージで埋めることができます。

また、先行後攻問わず上級を置けなくとも、初ターン下級2~3伏せ+魔法罠2~3伏せがかなり固いです。
下級伏せで凌ぎつつ魔法罠を蓄えることができるので、後攻でも逆転しやすい構築になっているのもポイントです。

上級に関しては、ビックリードが採用されているのが中々のキモで、このカードのおかげで直接攻撃を無理に狙う必要がありません。
モンスターからライフを奪っていけるので、耐え凌ぎができるこの構築と非常にマッチしています。

尚、下級が多いと引きたいカードが引けない問題に関しては、【濃厚ギミック】で解決できると考えています。
初ターンしっかり下級を並べて、それ以降に引く余分な下級を、《潜入》や《ビックリード》等の攻め手に変換しやすいので、非常に理にかなっています。

ドロソの使い方に関しては、以前執筆したこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる方は御一読いただけると幸いです。

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◆まとめ

この基盤はゲート実装後の2月から使用してきましたが、勝率が高く、極端な不利対面が存在しないGODデッキでした。
調整してくださった閃光玉さん、そるさんのお二方には本当に感謝しています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は敗退してしまいましたが、来年もチャンスがあれば参加してみようと思います。

感想等いただけると嬉しいです!

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