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COSMOS たましいの楽園  大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ㉗

社会に対しての挫折 18歳~19歳

1996年5月31日 

すべての物事が間接的になり始めている。

私はそれらの欠陥を魂で処理したい。

なぜ傾いてしまったのだろう?

心の叫びを聴く者はひとりもいないのに。

少し苦しいからといって、それが何の思いやりになるのだろう?

語りかけているのは誰だ?

目をつぶって、ただ歌のメロディーをなぞっていればいいのだ。


不安定な要素をひとつひとつ、あなたに手に取って説明したかった。

「重いどろどろした塊をほぐせるのはあなたしかいない」と私に伝えたのは、あの木漏れ日の中で見つけた、ほんの一瞬の微笑みだったの。

少しずつ物事が、突然でもなく偶然でもなく始まっている。

それが何を意味するのかは分からないけれど。

自分の本当の名前そのものになりたい。

いたるところに散らばった深い井戸の底。

私は私になりたくてここまで来たけれど、あなたは誰になりたくてここまで来たの?

多くの質問が私を取り囲む。


人間と関わりたい。

もう必要ないと思っていた。

カレンの声。

今の私はあなたの声が必要なの。

私は私の使命を考えないようにしているの。

だから今が苦しいの。

どうしようもないのに、どうにかしようって思ってる。

あなたの声が必要なの。

カレン、あなたの声。


変化しつづけるものを信じなさい。

揺らぐものを温めなさい。

見かけにこだわりを抱く人を愛しなさい。

曖昧な感情を見極めなさい。

人を救いなさい。

助けなさい。

人を信用しなさい。

そこから道を開かれます。

今、目の前にいる人を魂の革命に導きなさい。

あなたが得てきたものを100%与えていきなさい。

たとえ拒絶されても与えなさい。

与えて与えて与え続けていきなさい。


佳子、

あなたは真の思いやりと優しさを誤解しているのではないですか。

あなたは心底、思いやりと優しさのある人です。

十分過ぎるほど温かい人です。

そしてあなたは多くの作品を、芸術を生み出してください。

あなたには本来何かを生み出し、人に与えるという重要な役割があります。

芸術を無視しないでください。

芸術に立ち向かってください。


私は文字を読むことも好きだけど、書くことも好きなんだ。

今、思った。

私は文字を書くことが好きだ。

とてもとても好きだ。

何かを伝えたがる文字たち。

文字が文章が本が好き。

きっとそこが原点なのかも。

文字こそすべてなのかも。


そうね、私に欠けていたのは、COSMOSを実践するということね。

誰かに伝えるということね。

この重くて深くて複雑なものを、1ページ1ページ消化していくということね。

この現実の限られた世界へ。








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