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COSMOS たましいの楽園  大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 ㉘

photo by karen

本当の準備期間 18歳~19歳

1996年6月10日 

予備校に魂のすべてを捧げる

セリカルと共に走り出すための準備期間のこの1年とは、まさに私の予備校通いを意味している。

私が予備校に通い勉強しつづけることが、セリカルと共に出発するための準備期間になるのだと信じる。

私にとって「大学」や「国際関係論」は社会生活そのものを意味しているから、1年後には本当に大学で国際関係論を学べるようにしたい。

だからこそ、この浪人生活を前向きに捉えたい。


「喪失」 6月15日

弱さと不安定さを解消に導く道すじ。

愛おしいと思う想い。

何度も何度も表には映し出されない。

石が泣き叫び、

木々は揺れ、

大地に乱れ、

人々は本質を求め、

形のない光を。

失われた記憶を。

太陽は美しく輝いたまま、月は影さえ落とすだろう。

心は穏やかなままではいられない。

魂だけを 在ることに

彷徨うことを やめ

体を開花させ、

見たこともないような風景を目の当たりにした佳子は、

その時こそ、泣き、叫び、体を発揮させるだろう。

信じろ、信じろ、信じろ。

失われた愛、光、いのち。


根本の根底の喪失。

楽園の喪失。たましいの喪失。

そしてコスモスへ。

浮かぶ 開く 上がる 燃える

そして音 音 音 音 最後は血

苦しみ、あえぎ、この地球を恨むことになる。

恐怖と絶望。

花も草も道も山もこの世の果てになる。

光は現れる。

もうしばらく待て。

光は東方より来たり。

いる。一人いる。必ずいる。日本にいる。

佳子の近くにいる。

まだ来ない。まもなく来る。

会う、合う、愛す。

愛せ、愛せ、彼を愛せ。

光と夢の彼を愛せ。

学問、芸術、宗教がひとつになって花開く。

一点の光に集中する。

生きて生活の見本となるコスモスを思い出せ。


「存在の喪失」 6月16日

在ることとないこと。

準備期間? この毎日が? この一秒が?

彷徨い続けている魂が?

そうね、もう終わりから始まりまで、復習も予習も済ませたんだもの。

限られた空間の中へ。

そして文字に託した想い。

いつもこの嵐、雨。苦しみ。

でも私はまだ何かをしたい。

社会に? 日本に? 世界に?

ずるいよ、みんな。

私だけに負わせるの?

分かってよ、早く。分かってよ。

ひとりになると弱くて不安定になるの?

違う。みんなといると。

何かを話していると。何かを聞いていると。何かを見ていると。

みんな全部不安定。不自然に感じる。

弱い、みんな弱いよ。

なぜ私はこんなにもボロボロだったのに、平気な顔をして街の中を歩いていたのかと、声を大にして言えないのだろう?

そして愛は尽きてゆく。


何かに訴えるものは既に形成されていく。

この限界は、あの空の向こう側にある。

こっちにおいでとあの人が言う。

私は人を愛します。人間と関わります。

空の彼方のこちら側の世界で。










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