見出し画像

「歌恋(うたこい)ライブ」 7/23エッセイ発売記念 トーク&ボサノヴァライブ@湘南天狼院

エッセイも表示が「予約」から「新発売」になりました!(詳細こちら
読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
イベントが続いていますが、まずは書店での出版記念イベントのお話から。

「歌って、恋して、生きてやる」を最近みなさん「歌恋」(うたこい)と略し始めているので(でもこれ、カレンにも読めるという!)「歌って、恋して、生きてやる」のトークライブも「歌恋(うたこい)ライブ」という呼び名になりつつあります(関係者限定!?笑)
なんかもう混乱しそうだから芸名のKarenも歌恋に改名しようかな(笑)

下に写ってる天狼院さんのライティングゼミ、私も受けてました。
オンラインでも受けられるよ(こちら)


渋谷Jz bratでの20周年記念ライブの4日後、7/23(日)は、片瀬江ノ島にある海沿いの書店・天狼院書店「湘南天狼院」での出版記念イベントでした。いつものライブとはまた違うプレッシャーがかかって、まあまあ髪は抜けましたし、まあまあアイスは1日2個食べましたし、まあまあチョコやケーキやクッキーはJz bratライブの後で食べ放題でしたし(みんなありがとう!)、背中がちがちで首が回らないわ、胃は痛いわ、お腹のお肉は増えるわでてんやわんやでした。

わたしのトークで大丈夫なのかと、30人定員だけどせめて10人くらいは集まってくれるだろうかと、もしも3人とかだったら、かきいれどきの夏の江の島の日曜のブックカフェで、お茶したいお客さんにごめんなさいしてイベントをセッティングしてくださる天狼院書店さんに申し訳ない…!!

いざという時のスライディング土下座のイメージトレーニングもしながら、ばんばんSNS投稿し、ばんばんストーリーしました。ええ必死です。

そんなこんなもがきつつ、当日始まってみたら、
なんとお席がほとんどいっぱいに!∑(゚Д゚)

いくよーって言わないで驚かせにきたアナタ!!大好きだぞ!
いくよーって言って来てくれたアナタ!大好きだぞ!
書店で知って来てくださった皆さま!大好きだぞ!

ありがとう、ありがとう…!!

本当に驚きました。
とてもとても嬉しかったですし、勝手に背負った見えない荷物もどんぶらこと江の島の海に流れてゆくようでした。そりゃもうトークもはかどるというものです。

喋って、歌って、喋って、歌って。
たくさん喋ったあとにすぐ歌うのは、発声を切り替えているので結構むずかしいのですが、この時ほど、3年半の生放送ラジオの経験が活きたと思ったことはありません。

私は自分の気持ちを言葉にするのが、すごくヘタです。
だから歌にしたり文章にするのが好きなのかも。そこを「語って」いくというのは、まだまだ発展途上で、この日もそんなにうまくは話せなかったんじゃないかなと思います。

でも「楽しかった」「笑った」「泣いちゃった」「刺さりました」と様々な感想をいただけてとてもホッとしました。あたたかく聞いてくださった皆さまと、オリジナルカクテルまで作って盛り上げてくれた天狼院書店「湘南天狼院」の皆さんの心遣いでとても楽しいひとときになりました。なんだかちょっとしたパーティーのように感じちゃったな。えへへ。

終了後は屋上に上がってのサインと撮影会。最高のロケーション!
普段も湘南天狼院さんは本とワンドリンク購入で屋上に上がれるので、行ってみてね。マジックアワーの空の下で、みんなで穏やかな時間を過ごしました。

みんな一斉に「わ〜!」と声をあげていました。

出版のきっかけやボサノヴァとの出会い、撮影の裏話、本を通して伝えたいこと、皆さまからの質問などを話しながら、歌は合計7曲、1時間40分くらい。


書店スタッフ尾辻さんから質問を投げかけてもらう形で進みましたが、私から「書店スタッフ目線の感想もききたいな〜」なんて無茶振りしてみたりも(笑)。だってね、書店側の思いってあんまり聞けないじゃないですか。

天狼院スタッフ尾辻さん「本はですね、著者の思い、編集や出版社の方々の思い、そして書店の思いが、乗っかってるんです!!!」

ちょいちょい会場の拍手をかっさらう尾辻さん。負けてられないぜ。

わたし「皆さんアマゾンレビューね、入れてくださいね。そしてお買い物は書店でね」
尾辻さん「それ大事です〜!!」

書店愛トークに脱線しましたが、全国の書店さんほんと頑張ってます。わたしたちに叡智を、情報を、物語をありがとうございます。みんなお買い物してね。

わたし「読んでみてどうでしたか?」

尾辻さん「重い話もあるんですが、その中でどうやって越えてきたのかのほうに視点があるから、軽やかな感じがするんですよね。みんな大変なことをそれぞれ抱えてるから、共感するんじゃないかなって」

わたし「伝わってすごく嬉しいです。本当はこんなに大変でって書きたいことたくさんあったんです。でもみんな大変なことを抱えてるから、大変だったことをあんまり書くと読めなくなってしまうんじゃないかなって。だからメッセージの方にって。そういう部分をとても気にして書きました。河出書房さんにも校正の方にも、何人か友人知人たちにも、この文章で誰かを傷つけたりしないか、聞きながら書きました。でもあまり気にしすぎると内容がぼんやりしちゃうし、難しかったです」

湘南天狼院のスタッフ尾辻さん。いつもありがとうございます♪

あとで、このやりとりを聞いたお客様が
「うんと傷ついた人が、誰かを傷つけないようにって気にかけてるのがもう…」
と言ってくれて、そんなふうに思ってくださったことに胸があたたかくなりました。

わたしが思う以上に、皆さんが何かをキャッチしてくれるのがとてもとても嬉しくて。

「もう3回読みましたよ。なんか繰り返し読みたくなるんです」
「ここの部分が直球で刺さりました」
「少しずつ頑張っていけば大丈夫って勇気をもらいました」
「かれんさんも自分と似た思いをしてたんだなって思った」


わたしはこのエッセイが形になるまで、どれだけ細かく書いても、100%自分の思いは伝わらない、それがとても怖い…‥そう思っていました。すごく不安だったの。人は見たいようにしか、読みたいようにしか、受け取らないもの。もちろんわたしもそうです。


だけど、だからこそ良いのだと、だから化学反応が起きるのだと、やっと理解することができました。怖さや不安を越えて、思いを手放したとき、わたしの想像をこえた、たくさんの思いが返ってくる……。思えばきっかけになったnoteの投稿も、そうだったんですよね。

とてもしあわせで、とても奇跡のことのように思います。
皆さんからの感想のことばは、キラキラとダイヤモンドのようにわたしの心に積もってくれています。どうしよう大富豪じゃん。

これが100%ズレなく伝わるものだったら、自分の想像の範囲でおさまってしまうのだから。

きっとわたしにとって嬉しくない反応も今後出るでしょうけれど、それもまた、なるほどねと思えるかなと感じるいまです。
でもやっぱり褒められて伸びる子なので、極力、忖度していただけると元気になりますのでヨロシクね!ヽ(´▽`)/ 笑 ←ォィコラ

photo:黒澤裕二(エッセイの中写真も撮ってくださっています)p100、p104
聞きにきたのに手伝ってくれてありがとう〜

エッセイの最初のお話で、「わたしはまだ、幸せになっていない」って書いているの。

「しあわせ」ってなんだろうね。
人生の永遠の宿題みたいなテーマ。みんなはどう思う?

エッセイの中で「それはこういうもの」って書いてはないけれど、少しずつ、自分の中に見出していっているのかな、と自分でも読み直してみて感じます。

形ではなく条件でもない。
私たちがこの星の上でもがきながら生きて、気づいていく、目には見えない形のないもの。その手の中から消えてはいかないけれど、時間と共に形を変えて入れ替わっていく。小さなものも大きなものも。

わたしたちは皆んな違う、唯一の存在。
同じであるはずがないけれど、お手本のないところから気づくのはとても心もとなくて、誰かと比べてしまいたくなる。そうすると、途端に見失ってしまうね。


誰かと比べなくていい、一生懸命あるいてきた、自分のこれまでを見つめて。
それは綺麗なことばかりではないけれど、その向こうに、底に、源流に、誰も必ず綺麗な水(しあわせ)が湧いていると、信じています。

いい1日だったなあ。みんな、本当にありがとう。また会おうね。


え、買いたくなった?あらヤダまだなの?情報はこちらだよ(^。^)

ライブ情報はこちらから〜。

基本は音楽ライブですが、【ライブ】は音楽がメイン。【トーク】はお話メイン。

※ご予約後、当日ご連絡なくキャンセルをされた場合、以後のご予約をお断りすることがございます。どのお店も席数が多くありませんので、お店とミュージシャンの存続のためにも、どうかお願いいたします。(緊急の場合はその限りではありません)
会場でお越しを待ってます(*^^*)

サポートありがとうございます(^^) 機材購入費や活動費に、大切に使わせていただきます!