君たちはどう生きるかの感想(多分ネタバレ)

敬意を表して言おう。宮崎監督、魚ありがとう。


とりあえず前情報無しで、初見みてきた。

( ゚д゚)何のメタファーだ???って思いながらみてたけど、時々でてくる絵の世界がなんか昔の作品でみたことある風景だなって思ってた。
全体的になんだこのふわっとした感じ・・・よくわかんね・・・って思ってたけど、エンディング入るときになんか知らんが涙出そうになった・・・なんでだ??

んで、だ・・・13の石の積み木なんぞや?をネットでちょい検索してみたんやが、宮崎駿の過去の作品じゃよ・・って言ってる人のを見たら、一気にストーリーがクリアになった感覚が来たので、自分用にもメモしておきたい。
あとパンフレットの最初のへんの、宮崎駿監督の自伝だよっていうのだけ読んだらなんかピンときた。

つまり何の話だったんか

これは、あれだ。創作・・物語の作り方の話(私には・・なのだが)だなということでしっくり来た。
インコは真似をするひとたちのやつで、ペリカンは食べるだけの読者。
そして、めちゃ重要人物じゃんのアオサギはもうひとりの自分。
大叔父・・?おじいさまが駿で、眞人が創作をはじめた私。みたいな感じであてはめるとめちゃんこしっくりくるかもしれん・・・って思った。
しろいふわふわは、物語になりたかったものたちの短編とかそういうの。
大きな魚がでてきたのは、他の人とかが書いた大作(現実世界でいうとヒット作品とか)で・・・みんながもぐもぐ咀嚼する。
内臓がしろいふわふわの栄養になるんだよ・・はネタの根幹の部分をたべるみたいな感じか。
とかなんかそんなん。

アオサギなんやねん?っていうのは、とりあえずもう一人の自分。
風切羽についてはちょっと思いつかんかったというか7番目の作品かなんかに関係しとんか?って思うけど7番目の作品どれやねんってすぐ思いつかんのでちょっと置いとく。
「あんたにはアオサギついてるから大丈夫」っていうのは、自分の芯というか信念みたいなものとか、なんかそういうことやな。自分の考えを持っている・・みたいな感じ。
嘘を言ったり、本当のことを言ったりは、自分で考えている感じだなぁって思う。

っていうのをぐるぐる考えてたら、あーそっかー。
産むっていうのは、次の作品になるし・・・
お母さんの妹が、産むで!とかなってたけど、産屋から出たくないみたいなのは「この作品が歓迎されるかされないかの不安」みたいなのがあるなとか。
んで最後に弟つれて・・・のときには、自分がその作品について受け入れたみたいななんかそういうのがあるなみたいな感じ。
自分の立場が、いろんな人物にコロコロ乗り移る気もするけど、そういう感じなんかなぁって。

もとの時代にもどっても、未来ではお母さんが死んじゃうんだよ・・・みたいなこといっても、「あなたのお母さんになりたいもの」は、誰かの話のネタになって新しい作品が生まれるなら・・・みたいな感じだなぁ。
そんで、そこに存在してたでしょう?みたいなのがある。

13の石についても考えてみたが・・・
インコ大王が、むちゃくちゃに石積み上げて、ぶった斬るあたりは、二次創作とかそういうので大手だったりする人がオリジナル作品を描くみたいなとこにつながるのかなぁって思ったりした。
インコ(真似する人や二次創作者)が人間(創作者)食おうとしたり、ペリカン(読者)が人間(ひっくるめた創作者)食おうとするのは、そういうこともあるよねぇ・・んで、食われた人(ひっくるめた創作者)は筆を折ってしまった人か・・・とか。なのでアオサギ(自分の世界やストーリー・信念を持つ人)がついてる人は、食われない。食えない。
大叔父が「この石を使って自分の塔を作りなさい」ってすすめてくるけど、昔の話とかを使うのはなぁ・・ってなるよな。石ってのは固定概念とかもあるし。木の積み木がいいっていうのは形かえたりもできるしな・・・本気だしたら・・。

だが王道ってのはある

ストーリーづくりには、やっぱり王道っていうのがある。
ただ、そこで他の作品を例えばだが、今回の宮崎駿映画みたいなものにあてはめたようなことをあてはめてみて作品を見ると・・・だいたいの映画とかはちゃんと王道のストーリーになるようになっている。
肝心なのはコレで、そん中から見つけるのね!みたいな感じ。
動機というと、だいたいは主人公による好奇心・・みたいなところがある。
つまり母親が火を操る感じである。火をつけてくる。沸き立たせる。
光のトンネルは、産道。通るのが怖くない眞人は、創作者。物語を生み出すのを怖がっていない・・・みたいなところがあるのだと思う。


ってわけで、めっちゃ「君たちはどう生きるか」で、主役というか、重要人物はアオサギやなぁ。ってなった。


今やってるアニメで似てるもの

私が、「君たちはどう生きるか」の解釈をしたあとに、最近みてたアニメだと「葬送のフリーレン」がめちゃんこ内容としては似てるな、と思ったことを記述しておく。
葬送のフリーレン
フリーレンがどんな小さい魔法でも集めるのは、日々創作のネタを集める作者・・・みたいなところがあるな。
あと、時代を置いて封印していためちゃんこ強い魔物をして倒すシーンがあるが「今では通常の魔法」=オーソドックスになったストーリー。という感じであてはめていくこともできる。
なんでネタを集めるの?というやつでは、「その小ネタを友だちに話したら喜んでくれた」というのは真であるし、友達がおらんくなっても旅を続けるのは創作者感がある。
若い世代に魔法を教えるのもそうだ。基礎ができてから、先人が何年もかかったものを短い年月で取得させる。
まぁ、フリーレンはかなりの長寿設定なので、のちの世代の~はあんまり解釈しにくいのだが、一瞬で消えてしまう生命には時折面白い発想をもった人物が現れたりする・・・。ウイルスでいうと突然変異みたいなものだが。
・・・とまぁ・・語り始めるとなんでもあてはまっていくなしていくが・・・

さいごに

私が創作大好き系なので、創作であてはめたが・・・
例えば、もうひとつの趣味アイススケートをあてはめても、だいたいいい感じに同じようにあてはまる。
弟やら弟子やらが、自分よりあとの世代のものであったり・・・
生み出してきた母が、トリプルアクセル飛んだので、後の時代はトリプルアクセルが主流になってくるとか、4回転できるものがではじめるとか、新しいステップを考え出すとか、それぞれの選手で自分が表現したいのは何かとか。
そう考えていくと、「自分の得意なものとかに当てはめてみる」と答えをどうやって導き出していくのか・・・・とか、どうしたらいいんだろうって迷った時に先人はこうしてきたんだよな・・・という助けになる。


君たちはどう生きるか

古い体制をぶちこわしてみるとかでもいいし・・
新しく積みなおす機会になればいいと思う。
昔のものでいいものは、そのまま使えばよいし。
新しいものを作りだすって、ちょっとずつ違うでいいんだよ。みたいなそういう愛を感じたりした。


ってわけで、お魚ありがとうございました。
創作に生かせるか・・それとも、なんか指南書みたいなの書く時に生かせるのか。
活かせたら良いな。

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