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オートバイ市場

オートバイは、不思議だ。
趣味性が高く、他の物でも代替が効く。単なる移動手段なら、天候や積載性を考えると車に軍配が上がる。維持費や気軽さなら、自転車だ。
なので、乗っているのが「カッコいい」と言う見え方が極めて重要になってくる。バイク乗ってる人ってオタクっぽいなんて思われたら終わりだ。
そう言うファッション性で入ってくる層は、当然、ビギナーだ。ビギナーも、慣れてくると上級者向けの物を求める層と、飽きたから辞めてしまう層が出てくる。ビギナーがいなくなると、どんどんマニアックな市場になってしまい、参入障壁が高く、マニアや高齢者ばかりの市場になってしまう。なので、送り手側は、常に初心者に門戸を開けておかないといけないのだが、どうやら、それが苦手な様だ。
ところが、偶に初心者向けに発売した商品が、ニーズをがっちり掴んで大ヒットしてくる。80年代のVT250F であったり、90年代は、TW250(こちらは、別の用途だったマシンに、たまたまビギナーが食い付いた特殊な例だが) 最近は、REBLE250 なんかがこれにあたる。
売れているんだから、メーカーとしては、大正解なんだが。初心者向けなんだから、当たり前だが、性能も低い。熟練者からしたら、到底ほしい品ではない。品評する人はプロだから、そこも割り引いて話す必要があるんでしょうね。

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