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今年の桜は侘びし寂し

相も変わらず、今年も桜は咲いている

毎年楽しみにしている、とても馴染み深い風景だ

例年と違うのは、入場が規制されている場所があったり、多くの場所でライトアップが行われていないこと

桜が散りゆく、その情景に心揺さぶられ

僕らの感性は、美しく研ぎ澄まされていく

桜は、散り際こそ美しい

けれど、その儚さが美しく感じるのは

満開の桜に、心が深く染み入り

僕らの情動が、散り際に湧きあがってくるからだ

・・・僕はそう思う

そして、その感動を深めるものの1つが

他者との密接な関わり合い、であったり…

仲間と密集しながらの乾杯、であったり…

そこでお互いの感情を明らめ合い

濃密な時間を過ごすことで、深まっていく

だけど、今年はそれができない

僕が撮る写真には

なんだか侘びしさが漂っていた

侘びし桜

これはこれで、風情がある

ただし、どこか影が潜んでいるのも事実

やはり、心を密に通わせ合うことを求めてしまう

侘びし寂し桜

それもいいけれど

桜の瞬きを、またいつの日か見たい

・・・読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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