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人間関係は「染まらずに溶け込む」

他者との間に不和は付きものだけれど、人間関係は「染まらずに、溶け込むこと」が大事だと感じている

何かミスをしたり、間違いを犯したり、相手を傷つけるようなことをしてしまったり、、、

他者との間に、ピリ辛な空気が流れることもある

その時に僕らがすべきことは、いったい何だろうか?

「ごめんなさい!」と、とにかく謝ること?

罪悪感を抱きながら、相手の顔色を伺って、ペコペコし続けること?

・・・その対応方法は、ミスの大きさや相手によって異なるけれど

そんなヒリヒリとした空気を水で中和するために、必要なことがある

それは、相手が望んでいることは、はたして『改善』なのか?『謝罪』なのか?を汲み取ることだと、僕は思う

何かミスをしてしまった時に、反射的に謝ってしまうこともある

けれど、相手が『改善』を求めているのに「ごめん!」と言っても、思いは伝わらない

相手が望むことは、ミスをしたコチラが、少しでも善くなることだから

その際に…

「だって、俺はこういう人間だもん!」というような『自己主張』は、求められていないんよね

そして…

何度も同じミスを繰り返して、「こんな自分じゃダメだよね・・・」というような『自己憐憫』で、自分を卑下して憐れむことも、求められていないんよ

『改善』を望む人は、相手の『自己変容』を求めているはずなんよね

・・・たとえ、ミスをしてそれを指摘され、今の力量や自分の性格的に厳しいな、、、と感じたとしてもさ?

指摘してくれた相手のためを思えば、自分のこの部分なら変えられるかもしれない!という『ささいな自己変容』こそが、大切なんだ

それってつまり…

自分は変わることができる!と、己を信じて、変化を受容すること

「人は変えられない」からこそ、相手から改善を求められ、自分を変えようとすることに対してムカッとすることも、あるかもしれないね

けれど、人は変えられないからといって、「自分が変わらなくていい」ということにはならないんよね

それだと、インチキな自己肯定をしちゃってるだけかもなぁと、僕は思うんす

自己に染まらず、他己に溶け込みたい


・・・さて!

では、相手が改善ではなく『謝罪』を望んでいる場合

その際に、「ごめん、悪かった!次はしないね!」とあっさり前を向く姿を見せても、謝意は全く伝わらない

いや、もっと噛み砕くと・・・

ミスをした本人が前を向くのはいいんだけど、謝罪に固執しているその相手が、本当に求めているものはさ?

間違いを犯した人を「コントロールすること」なんよね

だからこそ、ここでやるべきは…

傷ついた人(傷つけてしまった人)の前から、とにかく離れて、前を向くにしても姿を見せないことの方が、よっぽど大切だ

謝る際には、基本的に「ごめん!」と潔く謝った人の方が、気持ちよくなれるという心理がある

謝られた方からしたら、自分は気持ちよくないままなのに、相手の方が気持ちよくなったのを感じて、ますます怒りが増幅するんよね

「謝ってくれたらいいよ!」と言ってくれる人もいるけれど、その人は、相手が改善することを信じて、慈悲を与えてくれているんよね

(謝罪は受け入れるけれど、本当に求めているものは改善だ)

だけれど、謝った人が一向に改善せず開き直っていれば、仏の顔も三度までと言られるように、いずれ見捨てられてしまう

謝意を伝えて相手の心地をよくするためには、距離を置いて、相手が別の心地よさを手に入れるのを願うしかない…のかもしれないな

相手が『謝罪』を求めているのに、コチラが『改善』しようとしてしまうと、相手が望む”善”を追い求めるしかなくなってしまうから

善悪の基準なんて、人によって違うのに…だ

相手の善に染まろうとしてしまえば、自分の中から湧き上がる、素直な優しい気持ちが、よく分からなくなってしまう

それじゃあ、ますます心からの謝意は伝わらなくて、なんだかお互いに悲しいよね

互いの価値観に染まらず、互いにとって心地よい距離感に溶け込みたい

・・・どれだけ相手の言葉に耳を傾けようとしても、自分の心が整っていなければ、他者とは向き合えない

他者との関係を整えるためには、己を整えることが先決だ

染まらずに、溶け込むこと

染まってしまったらなかなか落ちないし、溶け込んでしまっても、自分が失くなるわけじゃない

・・・本日も読んで頂きありがとうございます(*^^*)

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【軟水のたそがれ】
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このnoteは筆者のツイートを深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新!

新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています!

水はあらゆる流れに身を投じることができるし
自ら流れを作ることもできる

世の中の動きに流されるのではなく
「主体的に流れること」を大切にしたい

そんなおもいを込めています

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