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スキが重なる瞬間を何度でも

僕がSNSで日々発信を続けているのは、いざという時に、「スキな人を応援できる自分であり続けたいから」という理由が大きい。

『いざという時』とは、例えば、仲間が何かに挑戦しようとしている時や、困り事を抱えた時のため。

そして、僕自身に金銭的な援助をする余裕のない時のためでもある。

誰かを応援する時には、お気持ちだけでなく、やっぱりお金も必要だ。

いざという時はお金の問題に直面するし、相手が持っている信用やその価値を、お金に換えて差し上げることが、応援になる。

ただし、それをすることで僕自身が疲弊してしまえば、応援し続けることはできなくなってしまうし、余裕のない時だってあるだろう。

また、僕が事故や災害に遭ったり、何か困り事を抱えて周りを頼りたい時もあるかもしれないし、それも『いざという時』の1つだ。

自分のためにも、他者の力になるためにも、自分自身を整えることを大切にしていたい。

自己を表現し発信することは、己の心境と向き合うことにもなり、思考が整理される貴重な時間だ。

そして、いざという時には、「普段からSNSを利用している」という日常の価値が、より深まるのだろう。

僕が暮らしている笠岡の日常

『日常』と表現したのは、応援したい時にだけ、支援が必要な時にだけSNSを更新したとしても、その影響力は限られてしまうのでは?と思っているからだ。

たとえその時は盛り上がって反応があったとしても、それは一過性で、いずれ熱は冷めてしまう。

普段の自分が『何を』つぶやいているか?が、『誰が』発信をしているのか?という影響力に繋がり、「あの人がそう言うなら、信じよう」と、信用は巡ってゆく。

だからこそ僕は、自分の「スキ」を発信し続けることを大切にしている。

水面に映る夕陽がスキ

ただし、「僕はこれがスキ。あなたもスキでしょ?」というつぶやきは、他者からの承認を求める”自己顕示”になってしまうから、気をつけたい。

・・・その一方で。

「僕はこれがスキ。なぜならば、こうこうこうだから…」と、淡々と自分のスキを語り、周りに承認を求めない姿勢は、”自己表現”になり得る。

「これ、いいよね?」と尋ねて返ってくる「いいね!」よりも、相手が自ずから「いいね〜!」と感じた時の「いいね!」の方が、スキの価値も高まるのが自然だ。

互いのスキが自然と重なれば、心に火種ができて、じっくりとフーフーしながら、その火を温めることもできる。

日頃から自分のスキを発信していれば、いざという時に、「僕はこの人のこうゆうところがスキだから、応援する!もし共感したら、一緒に応援しませんか?」というメッセージが、より伝わりやすくなると思っているんだ。

応援の背景に見え隠れする利害や損得といった『理性』よりも、スキや偏愛といった『感性』の方が、沁み渡り伝播しやすいから。

水面が温かく揺らぐ瞬間が、とにかくスキ

スキが重なる瞬間には、焦がれては、やがて冷めていくような熱情がある。

しかし、短い期間で冷めてしまったとしても、ゆるやかに繋がり続けていれば、いずれまたどこかでスキが重なる瞬間はやってくる。

そして、やわらかな距離感を保ち続けることで、絆が育まれる。

たとえ離れていても、心のどこかで繋がっていて、またいつでも深く繋がり直すことができるという状態が、絆だ。

「ワタシはこれがスキなんだ!」と、自分の好みを偽らず、「相手はこれがスキなのか〜」と、他者の好みを見守りながら…

いずれ訪れるであろう『スキが重なる瞬間』を優しく抱きしめ合える関係性が、僕らの生活をより豊かなものにしていくのだと、僕はそう信じている。

だからこそ、自分のスキを表現し、伝わるまで伝え続けたい。

・・・読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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【軟水のたそがれ】
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このnoteは筆者の思想を深堀りするエッセイです。
※毎週日曜日の夜に更新!

新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています!

ゆらりときらめく水鏡のように
他者の魅力を鮮やかに彩る存在でありたい


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