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愛し方を考えるばかりで、愛したいは後回しだった

相手の見ているものを
相手の感じていることを
言葉にならない表現を見つめながら
共に時間をすごす中で関係性って紡がれていくような気がしていた

だけど時間を過ごすだけでは紡げない関係があるのだと知った


それは悲しいことではない
新たな気づきを得られたことは人生にとって大きい
今後その気づきをどう還元していくかを選ぶことができる
選択肢が増えることはきっと喜ばしいことだ


だけどどうして悲しいと思うのだろう


紡げなかったという無力感は確かにある
自分にがっかりしている
でも悲しいの感情の大半を占めているわけではない


自分のコミュニケーション方法は間違っていたと否定されたからだろうか
ないこともないだろう、でも微々たる感情だ


うーん、、、
と頭を抱えていたところ

とても大切に思っているんでしょう

と言葉をくれた人がいた


大切にしたいと思っていたんだと自覚できたとき
じんわりとほどけていくような、だけどどこかに切なさの残る
締め付けられるあたたかさに涙がこぼれた


大切にし方、愛し方ばかりを考えるあまり
自分が大切にしている想いはないがしろにしてきてしまった
自分の感情を見つめなかったことで相手を大切にできなかったことが
どうしようもなく悲しかった


自分を愛そう
そうすればきっと他人を愛せる


誰かを愛せるってことはとても幸せなことだ
だけど自分のシンプルな気持ちに向き合えないうちは
愛したいだなんてまだまだ言えない

言えないけれど、それでも愛することに魅了されてしまうんだよなあ

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