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草むしりと言うエクストリームスポーツを極める!

うちの庭、物すごく広いんですよ。

面積で言うと、多分数十坪は庭。田舎で敷地の隣が山なもので、草が生えるわ生えるわで、毎春毎夏、草むしりと言うエクストリームなスポーツがプライベートで開催されます(゚∀゚)

いくらIT化が進んでも、この超マイナーなスポーツは、人手以外では不可能なのですよ。pepper君がもし完璧に草むしりを覚えてくれたら、私は買う価値はあると思う(゚∀゚)

おそらく、今の技術ではpepper君に「庭の草を殲滅して!」って命令したら、

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↑ こんな事やらかすと思います。(あれ?pepper君って攻撃できたっけ?(゚∀゚))

と言う訳で、庭どころか隣人の家も吹っ飛びかねないので、地道に人がやる事になるのですよ。

毎年この時期になると、母が実家から手伝いに来てくれて、庭の草を殲滅してくれるんですけど、それはそれはもう綺麗にしてくれます…

今年はコロナがあるので、家に居る事によって運動不足にもなって来たので、今年はこのエクストリーム草むしりを一人で行う事にします。

さて、このスポーツですが、今の若い子は本当に「知らない&やらない」と思いますので、コツを知りません。

え?草取りなんて適当にブチブチ草をちぎりゃ
良いんだろ?と思いがちですが、学校でもやってるあんな草むしりはスポーツではありません。お遊びです。あんな草むしりでは、草と言う敵を倒す事など不可能です(゚∀゚)

良いかお前ら!草を倒すなら、根こそぎが原則だ!

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エクストリーム草むしりの師匠である私の母の口癖だが、「草は根こそぎ!基本中の基本!上っ面だけちぎっても、奴らはしぶとく土中で潜伏して、反撃の機会を窺っているのだ!いいか!野郎どもをしばらく黙らせるには、根こそぎが原則だ!」…とか言ったとか言わなかったとか。

と言う訳で、分かりましたか。そう、草むしりというのは基本的に、根こそぎ、文字通り根から抜かないとまたすぐに再生します。ですので、基本的には草取りと言うのは、根こそぎいかないとすぐにまた生えてきます…

本当に雑草の生命力は恐ろしく、どうあがいても人類では太刀打ちできません。

さて、話が脱線しましたが本題に入って行きましょう。ズバリ快適に草取りをするコツと、私が厳選した道具を紹介していきます。

必須道具はたった5つだけ

さて、今から私が厳選した道具を紹介していく訳ですが、どれも私の実体験と母の意見を組み入れた最強の道具です。

本日紹介する道具を使えば、あなたの庭は劇的に綺麗になる事でしょう!そして、かなり効率よく草取りができるようになりますよ!

その①    鎌

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さて、もはや草取りのメインとなるこの道具ですが、まぁいわゆる「鎌」ですね。これは必須道具です!

この超シンプルな道具ですが、本当の使い方を知らない人が多すぎます。この道具には刃がつけてある事が多いので、桃太郎の「おじいさんは山へ芝刈りに」のイメージで、草をこの刃で切る為に使う人も多いのでは?

…全く駄目です(゚∀゚)

そんな使い方では、師である母に必殺技「根こそぎビーム」をくらいます(゚∀゚)

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本当の使い方は、上記の写真のように、草の根本の土を掘り返すように使い、根から起こす為に使います。ですので、実は本来なら鎌の刃って必要ないんですよ。

「鎌は草の根本の土を掘り返す」と言う使い方を徹底しましょう。刃で上っ面だけを切っても、数日で草は再生します。無意味です。

こうして根から起こす事で、しばらくは生えて来なくなります。

さて、この必須道具の鎌ですが、上記の写真のような良く売ってるやつ、あれはあれで良いのですが、私が色々使ってみた結果、おすすめ出来る物を紹介します!

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コイツです。いわゆる良く売ってる鎌よりもかなり小ぶりで、手のひらに持ち手が収まります。

柄が短いために、ダイレクトに力が伝わりドンドン掘り起こせます!通常の鎌って、木の柄が無駄に長いんですよ。このくらい短い方が手が小さい方も扱いやすく、力が入ります。母も気に入ってます。

さらに優秀な点は「刃がステンレス」である事です。これはかなり高評価。通常の鎌は鉄で出来ているので、激しい使用後放置するとすぐに錆びます。

この鎌はかなり酷使しても全く錆びませんし、放置しても大丈夫です。メンテナンスフリー。通常の鎌は本来なら使用後に土を洗い落とし、油を塗ると言う事が必要ですが、それが一切必要ありません。なんて楽。

耐久性もなかなか。通常の鎌なんですが、アレは酷使すると刃が曲がってしまう事がたまにありますが、あれは刃長が長すぎるんですよ。

鎌はこれくらいの持ち手と刃長が最適だと思う。

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うちの母はさすがプロの草むしりアスリート、写真のように酷使して先端が減っています!ここまで使い込まれた鎌も凄いですね(゚∀゚)確かこれで3本目くらいだったと思います。これが通常の安物の鎌だったら、一体何本消費された事か。

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追記ですが、この柄が短い、木の持ち手の鎌もかなり使えます。最初の方に、安物の鎌はあまり良くないと言いましたが、要は持ち手の長さが重要なんです。

手の小さい子供や女性なんかは、最初に紹介したステンレスの鎌くらいがかなり持ちやすいですが、私の手の大きさだと、この木の持ち手の太さと長さが丁度良かったです。

皆さんも手のひらと同じくらいのサイズで、ちょうど握り込める幅の鎌を買いましょう(^^)

その②     忍者熊手

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あまり馴染みが無い道具ですが、これも革命的に便利です。状況によっては必須道具です。

この道具がかなりの力を発揮するのは、下記の写真のような状況です。

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皆さんの家にも、このように敷石がある庭も多いと思いますが、この写真をみて大変さを共感してくれる方は、セミプロの草むしりアスリートです(゚∀゚)

敵の名は「スギナとドクダミ」。この草は、プロの母と私、自他共に認める最強の敵です。この2種は日本で一番危険な雑草の一種で、平たく言うと「一度庭に生えると根絶不可能。毎年絶対戦う、永年の宿敵」です!

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奴らの生命力は恐ろしく、アスファルトも平気で侵食して来ます…:(;゙゚'ω゚'):

そんな奴が庭に生えたら根気よく戦い続けるしか人類が勝つ方法はありません。

さて、話を戻しますが、このスギナとドクダミは、地下茎で繁殖する為に、敷石の隙間からでも余裕で生えて来ます。しかしこれが厄介…

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これ、全部「根」です。これが奴らの生命力の証。コイツらが土中で繋がってやがるので、根絶がどれだけ困難かお分かりでしょう…

石をどけなければこの地下茎を除去できないのですが、石を手で一つずつ取り除きながらの作業は、とてつもなく時間がかかります。

そんな時にコイツの出番なんです!(゚∀゚)

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例えばこの石を退ける時に、熊手を使うと…

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(゚∀゚)!!地面がこんにちは!!

そう、何を隠そう、この「忍者熊手」を使うといとも簡単に石を退ける事ができます!しかもこの道具は爪の隙間が絶妙で、この感覚が詰まり過ぎていると、草を引きちぎってしまうのですが、見事に石だけ除去できます!

あとは鎌で根こそぎです!(゚∀゚)

いちいち石を手で取り除くよりも、かなり効率よく草取りができますよ!もはや必須アイテムです(゚∀゚)

あと、今更一つ気付きましたが、今日コイツらの除去を楽にする方法を思いつきました。簡単な話ですが、そもそも敷石が多くね⁈(゚∀゚)って思ったんですよ。

実はうち、カーポートの下が敷石だったんですが、コンクリに変えた時にどけた敷石を庭の裏にたくさん敷き詰めてありました。毎年この石の隙間から生えてくる奴らと戦うのに必死でした。

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こんな感じで。単純に石が少なければ、除草しやすいし、簡単だな!と気付いたので、敷石を減らしてみました。

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これくらいの量で均一にしておけば、毎年石をどけやすく除去しやすいと今更気付く私(笑)

これでこれからかなり作業が捗ります!なぜもっと早く気付かなかったのか(゚∀゚)

ちなみに敷石を全部除去すれば良いじゃね?って思うかもしれませんが、それは駄目です。と言うのも、雨が降るとこの軒下に雨が落ちる訳ですが、敷石をしておかないと、その雨で地面の土が削れていってしまいます。

それを防ぐためにも敷石は必要なのです(^^)

その③    金盥(かなだらい)

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これも必須です。まぁ、単純に抜いた草をここに入れて行くわけですが、プラスチックはいつか紫外線で割れてしまいますので、金盥をお勧めします。

普通の家の庭くらいだと、この大きさがあれば、そう何度も捨て場まで往復する事もないと思います。ちなみに私の家の場合はこのタライで満タンにしても数十回分はあります(^◇^;)

ちなみにこのタライですが、除草する際に置く場所が非常に大事です。そのポイントとは、

「鎌を持った、利き手と反対側に置く事」です!

草取りの原則は根こそぎと言いましたが、鎌で地面を掘り起こしている時に、利き手と反対側で草を抜いて捨てるので、草を抜いてすぐに捨てるような動線が一番効率的なのです。

さらにポイントですが、この草をタライに捨てるその時も、「利き手の鎌は地面を掘り起こし続ける」事がポイント。そうする事で、鎌を持っている利き手以外の手は、常に「草を捨てるか引き抜く」と言う動きになり、非常に効率的。この原則は覚えておきましょう。

その④ もはや説明不要。ヤツを追い払う、コレ。

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これも草取りの必須アイテム。都会の庭では、モスキートはあまり居ないかもしれませんが、田舎では、奴らは常に草取りの邪魔をしてきます!

ただでさえしんどい除草作業を、痒さで邪魔されるのはイライラします…

そこでコレ!携帯用の蚊取り機に振り分けますが、できれば複数設置します。背後と左右、そこらじゅうに置きましょう。原始的ですがこれが一番刺されなくて快適な方法だと思います。

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さらにポイントがあって、写真のように両側から火を付けましょう。これで効果が2倍になります!その分2倍早く消費しますが、一本で1時間近くは大丈夫です。そんなに高い物でも無いので、ドンドン使いましょう(゚∀゚)

そして、できれば長袖長ズボンが良い。奴らに付け入る隙を与えないように!と言いながら、顔とか首筋とか噛まれてしまいますけどね!(笑)

その⑤ 段ボールと手袋

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段ボールって何よ?って思いますよね?実はコレ、隠れた便利アイテム。と言うのも、草取りってやっぱりエクストリームスポーツだけあって、中腰が辛いんですよね。

俺は絶対座らねえ主義だ!って言う方は別ですが、段ボール敷いて座ってちょっと休憩したり、座りながら除草する時に地味に便利なんです。

どこでも手に入るし、クッション性もまあまぁで気兼ねなく使い捨てられるエコな敷物です。余談ですが、私は庭で車のタイヤ交換をする際には、この段ボールを使いますね(^^)野外の作業の便利アイテム段ボール。草取りにもぜひ活用を。

そして手袋。これも必須アイテムです!軍手は駄目です。軍手はフィット感に乏しく、滑りますので余計な力が必要になります。しかも軍手は土汚れに弱く、汚れが貫通してきます…

爪の間に土が入るのは嫌なので、手袋は滑りにくく、フィット感のある物を。写真は一例です。今は色んな手袋が出てますので、ホームセンターに見にいきましょう(^^)

指先にたるみがない、ピチッとしたグローブの方が良いです。余裕があるサイズだと力が逃げてしまったり、中で動く事によって、手にマメができてしまいます。

番外編  グラス

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メガネの人は良いのですが、場合によってはかけた方が良いアイテム。

と言うのも、草取りしてる時に、根を引っ張って抜いた時に、たまに土が目に飛んできて、入る事がある…(゚∀゚)

この前1日に二回も目に入って、涙が止まらなくなって酷い目に遭った…のでグラスをかけてやりました。別に気を付けていれば大丈夫な話なんだけど、ドクダミやスギナなど、根がヤバイ草を取るときはあった方が良い…かもしれない。

まとめ

さて、今回は草取りのお話しでしたが、いかがだったでしょう。草取りって、やってることは単純で何十年もやり方って結局変わらないんですよね(゚∀゚)

冒頭でもありましたが、どれだけハイテクになろうが、IT化が進もうが、草取りと言う原始的な行為は終わることは無いのでしょう。

しかし、これは非常に良い事だと思います。庭が綺麗だと気持ち良いのも理由の一つですが、程よい運動になるのもポイントです。

ちなみに、今の時期が一番草取りに適しています。適温ですからね。朝早く起きてやれば、数日あれば終わります。梅雨が明けると、より一層奴らは元気になりますので、その前に少しでも除草しておくと、夏は少し楽ですよ!

草取りはスポーツです!是非とも皆さんも、いろんなやり方を試行錯誤して、このエクストリームスポーツの効率化を目指してください(゚∀゚)


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