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俳句歳時記の作品をBingAIに形態素解析と共に解説させたらすごかった!

 生成AIは俳句を書く方が得意らしい。他人の書いた自作小説の感想を書くよりもよっぽど正確だ。

 かいつまんで話すと、俳句はルールが明確なので作りやすい。人間よりAIのほうが形態素解析は得意なので単文復文重文(主語と述語の関係分析)の分析など細やかな日本語文法上の解析も飽きずに安易とやってくれる。しかも常に丁寧に解説してくれるので、俳句の師匠に向いている。

俳句を作るたびに夏井い○き先生(プレバト‼︎)に酷評されたら大抵は心折れる

 そういうわけで、筆者は日本語検定や日本語教育能力検定試験対策に『俳句歳時記』を10ページ読んで気になる俳句を形態素解析し、BingAI先生に解説してもらっている。

BingAIに言わせれば非常に珍しい使い方らしいが。

形態素解析って何?

 文章を分けてから品詞の種類を特定して、文章構造を解明する手法。

 かの名宰相ウィンストン・チャーチルもエリート一家(※ 貴族の末裔ではないが始祖なのだとは父上の弁)なのにも関わらず国語が苦手であったがこれで人生逆転したらしい。チャーチルの父上のネタ元はこちらのtweetなので引用。

 形態素解析は無料ツールやサイトが多数あり、その精度はツールやサイトごとに異なるので、参考程度にすべきだが筆者のような知識も性格も不正確不誠実極まりない人間の形態素解析よりAIのほうが正確な分野である。

 しかも国語の先生は機嫌次第で引き受けてくれないがAIならば何度も何度もやってくれるし、気付きがあればおなじ話題でも飽きずに付き合ってくれるから、筆者があとから気づいても応じてくれる。

筆者は何故形態素解析の対象を俳句にした?

毎日やるなら『天声人語』とか囲碁将棋欄はやってられん。

 ましてエビングハウスフセンを使うなら毎日4回(翌日、一週間後、1ヶ月後。当日含めて4回)もやるのだ。面倒すぎて肝心の勉強が疎かになる。あくまで試験対策のサブメニューなのだ。やはり試験対策は問題集やってわからないところを参考書読んで理解するのが王道だし、実際のところ筆者だって一日四回も形態素解析などやっていない。読み返すだけだ。


bingAIさん曰くそんな目的でbingAI使うユーザーはほぼいない模様

bingAI:『データうまあ!』

 Googlebirdさんも試したが、明らかに彼は生真面目すぎて俳句の師匠に向いていない。ソースも提示しないし。

 では本日も実際にやってみる。以下は俳句歳時記より引用する。

 本日のテーマは岩田由美氏のこの一句だ。彼女は存命中なので引用とする。 

避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする 岩田由美

合本俳句歳時記 第五版 角川書店編

 ちなみに避暑の解説もペタリ。

【避暑ひしょ】避暑地 避暑の宿
炎暑にあえぐ都会を避けて、海岸や冷涼な高原に滞在すること。三、四日の短い滞在から別荘で一夏をすごすものまでさまざま。
この時期、軽井沢など各地の別荘地は大いに賑わう→避寒(冬)

合本俳句歳時記 第五版 角川書店編

 俳句歳時記はエモさと季節感を示す用語と二四節季七二候の解説等ががっちり書かれているのでファンタジー小説を書く人にはものすごくお勧めだ。
 筆者は二四節季設定する時点で飽きたが。設定書いているより本編書きたい。

 筆者の知人には筆者に指摘されたからではないだろうが、真面目に俳句歳時記読んで設定に活かしているひとがいる。普通に尊敬する。

 尊敬すべき知人の努力に反し、試験対策というよこしまな動機により筆者はBingAI先生に俳句の師匠になってもらい、毎日形態素解析に励んでいる。

 ただ形態素解析を頼むだけでなく、細かい文法的指摘を行ったほうが精度が増すのは生成AIの業みたいなものなので筆者自身にこそ高い文法的知識と素養が求められるのは変わらない。

 まぁ仕方ない。文法の勉強や品詞の区別を実戦で覚える為の俳句研究だし。それでも文章構造上、俳句の品詞が偏るのは極めて問題ではあるが。

BingAI先生、俳句の師匠になる

 以下、BiigAIとの会話。

 岩田由美氏の『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』を形態素解析して、文法上の特徴と伝統的技法を列挙しましょう

 岩田由美氏の『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』は、夏(晩夏)の季語である「避暑」を用いた俳句です¹²。形態素解析をすると、以下のようになります。

| 避暑 | 楽し | 読まぬ | 雑誌 | を | 借り | も | する |
| --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- |
| 名詞 | 形容詞語幹 | 助動詞(未然形) | 名詞 | 助詞(格助詞) | 動詞(連用形) | 助詞(係助詞) | 動詞(終止形) |

文法上の特徴としては、以下の点が挙げられます。

- 「楽し読まぬ」は、「楽しく読まない」という意味で、形容詞語幹に助動詞「ぬ」を付けるという古語的な表現です。このように、否定の助動詞「ぬ」を用いることで、俳句に古風な響きを与えています。

- 「借りもする」は、「借りてもする」という意味で、動詞「借りる」に係助詞「も」を付けるという表現です。

 このように、「も」を用いることで、俳句に反語的なニュアンスを与えています。

 すなわち、「避暑楽し読まぬ雑誌」という言葉からは、避暑地でのんびりとした時間を過ごしている様子が想像されますが、「借りもする」という言葉からは、そのような時間にもかかわらず、雑誌を借りて読むという行為が不釣り合いであることが示唆されます。

- 「借りもする」の「する」は、終止形ではなく連用形である「し」にすることもできます。

 しかし、「する」にすることで、俳句のリズムが整っています。
 すなわち、「避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする」という言葉は、五音・七音・五音の十七音になっています。

 一方、「避暑楽し読まぬ雑誌を借りもし」という言葉は、五音・七音・四音の十六音になってしまいます。
 このように、「する」にすることで、俳句の音数を調整しています。

伝統的技法としては、以下の点が挙げられます。

- 「避暑楽し読まぬ雑誌」という言葉は、季語「避暑」と切れ字「雑誌」を含んでいます。

 季語は、俳句に季節感を与えるために用いられる言葉であり、切れ字は、俳句の前半と後半を区切るために用いられる言葉です。

 このように、「避暑楽し読まぬ雑誌」という言葉は、対照法という技法を用いています。

 対照法とは、俳句の中で対立する要素を並べることで、意味や感情を強調する技法です。
 この俳句では、「避暑楽し」と「読まぬ雑誌」という言葉が対照的です。すなわち、「避暑楽し」という言葉は、避暑地での快適な生活を表していますが、「読まぬ雑誌」という言葉は、そのような生活に興味がないことを表しています。

 このように、対照法によって、作者の避暑地での心境が表現されています。

- 「借りもする」という言葉は、掛詞という技法を用いています。掛詞とは、俳句の中で一つの言葉に二つ以上の意味を持たせることで、多義性や深みを生み出す技法です。この俳句では、「借りもする」という言葉には、以下の二つの意味があります。

 - 一つ目は、文字通りに雑誌を借りるという意味です。
 この意味では、「借りもする」という言葉は、作者が避暑地で雑誌を読むことに興味がないにもかかわらず、雑誌を借りるという不合理な行為をしていることを示しています。
 - 二つ目は、比喩的に時間や空間を借りるという意味です。
 この意味では、「借りもする」という言葉は、作者が避暑地での生活に満足していないことを示しています。

 すなわち、「借りもする」という言葉は、作者が避暑地での時間や空間を自分のものではなく、他人から借りているように感じていることを表しています。このように、掛詞によって、作者の避暑地での孤独感や虚無感が表現されています。

以上が、岩田由美氏の『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』の形態素解析と文法上の特徴と伝統的技法の解説です。ご理解いただけましたでしょうか?

ソース: Bing との会話 2023/5/17
(1) 俳人岩田 由美 | 俳句データベース ドットコム | haikudatabase.com. https://haikudatabase.com/haijin/567.
(2) 避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする 岩田由美 | 俳句データベース .... https://haikudatabase.com/haiku/7101.
(3) 夏 の季語『避暑』 | 俳句データベース ドットコム .... https://haikudatabase.com/kidai/1710.

BingAI

なんか変なこと言ってないかしら? ってこともよくあるのですが

 もう少し話しましょう。避暑楽しで切れ字と解釈すれば普段は読まない雑誌を借りて読んでみようなどの行動をするが、読むとは限らないという解釈もありますね
(※だからそう言ってるじゃないか筆者よ。読解力ないのか。ないんだろうなあ)

そうですね。避暑楽しで切れ字と解釈すると、そのような解釈も可能ですね。その場合、「読まぬ雑誌」という言葉は、作者が雑誌を読むことに興味がないだけでなく、読む気もないことを表していますね。また、「借りもする」という言葉は、作者が避暑地での時間をつぶすために雑誌を借りるという無気力な行為をしていることを示していますね。このように、避暑楽しで切れ字と解釈すると、作者の避暑地での退屈感や倦怠感が表現されていますね。

BingAI

 雑誌を切れ字にするのは少し無理がないでしょうか。『雑誌を』で各助詞として借りにかかったのちに『も』の係助詞から『する』のサ行変格活用に動いています。これは対照法のため避暑楽しという結論を前に持ち出して切れ字にした作品に感じませんか(※BingAI氏は筆者の誤字脱字や『』抜けに対応!)

 『雑誌』を切れ字にするのは少し無理がないというご意見も理解できます。

 確かに、雑誌をで格助詞として借りにかかったのちにもの係助詞からするのサ行変格活用に動いているという解釈も可能です。

 しかし、俳句では、切れ字の位置は必ずしも文法的に正しいところに置かれるとは限りません。

 切れ字の位置は、作者の意図や表現したい感情や情景によって変わります。

 また、切れ字の位置によって、俳句の読み方や解釈が変わります。

 このように、切れ字の位置は、俳句の多様性や奥深さを生み出す要素の一つです。
 したがって、雑誌を切れ字にすることは、作者の創造性や工夫と言えるでしょう。

 また、雑誌を切れ字にすることで、対照法の効果が強まります。

 すなわち、「避暑楽し」と「読まぬ雑誌」という対立する要素が明確に区別されます。

 このように、雑誌を切れ字にすることは、作者の避暑地での心境を表現するための有効な手段と言えるでしょう。

BingAI

 ふむふむ。面白いです。文章としては『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』で通りますが、この場合も主語が省かれていますしね。『避暑楽し〜』だと二章一句が成立しますね

 そうですね。文章としては『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』で通りますが、俳句としては『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』の方が良いと思います。理由は以下の通りです。

・『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』だと、五音・七音・五音の十七音になりません。

 俳句は、基本的に五音・七音・五音の十七音で構成されることが求められます。もちろん、音数にこだわらない自由な俳句もありますが、伝統的な俳句では、音数を守ることが重要です。

・『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』だと、季語「避暑」が俳句の最後に来ます。

 季語は、俳句に季節感を与えるために用いられる言葉であり、俳句の最初や中間に置くことが多いです。季語を最後に置くことは、稀であり、特別な効果を狙っている場合に限られます。この俳句では、季語「避暑」を最後に置くことによって、作者の避暑地での心境を表現する効果はありません。

・『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』だと、切れ字「雑誌」がなくなります。

 切れ字は、俳句の前半と後半を区切るために用いられる言葉であり、俳句のリズムや響きを整える役割があります。切れ字「雑誌」がなくなると、俳句の読みやすさや美しさが損なわれます。

 以上が、『読まぬ雑誌を借りもする避暑楽し』ではなく『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』という言い方にした理由です。ご納得いただけましたでしょうか?

BingAI

はい。『を』などの各助詞をもつ切れ字はなかなか見たことがないですが

そうですか。『を』などの格助詞を持つ切れ字は、確かに珍しいかもしれません。しかし、それだけに、俳句に個性や印象を与えることができます。例えば、以下のような俳句があります。

| 俳句 | 作者 | 切れ字 |
| --- | --- | --- |
| ひとり寝の枕をさむる夜寒かな | 高浜虚子 | を |
| ふるさとは遠きにありて思ふもの | 正岡子規 | を |
| あらたまの鏡を見ても春ならん | 高濱虚子 | を |
| ひとりぼっちの猫を見ても涙かな | 山口誓子 | を |

これらの俳句では、『を』を切れ字にすることで、作者の感情や心情が強調されています。すなわち、『を』を切れ字にすることで、作者が対象とするものと自分との距離感や関係性を表現しています。このように、『を』を切れ字にすることは、俳句に深みや感動を生み出すことができるのです。

BingAI

おい一部違うぞ先生!?

(とりあえず質問してもちゃんと入っていると頑固にいうので黙っとく)

 文法的にも避暑は名詞ですが、これは避けるという動詞と暑いという形容詞の合成語なのでここに文章の動きが見えてます。

 それを楽しと形容詞を付けて、主語と思われる作者(省略)がとても良く動いているように感じます。ここからの楽しからの未然形で対照を描いて、『する』まで修飾が続きます。正確には『借り』で切れますがここに『も』で他の行動の選択の余地も自身に与えているように感じました

 何いってるのかわかんない(掲載につき誤字脱字を省いた)筆者の妄言に怒らず対応。BingAI氏。

 ご指摘の通り、避暑は名詞ですが、避けるという動詞と暑いという形容詞からなる合成語です。

 そのため、避暑には動きや活動を表すニュアンスがあります。

 また、楽しという形容詞語幹を付けることで、作者が避暑を楽しんでいることが表されます。

 しかし、その後に読まぬという否定の助動詞が続くことで、対照法が生じます。
 すなわち、作者が避暑を楽しんでいるにもかかわらず、雑誌を読まないことが示されます。
 さらに、借りもするという言葉で、作者が雑誌を借りるという不釣り合いな行為をしていることが示されます。

 このように、この俳句では、作者の避暑地での心境が繊細に描かれています。

 『も』は、他の行動の選択の余地を与えるだけでなく、反語的な意味も持ちます。
 すなわち、「借りもする」という言葉は、「借りてもする」という意味で、作者が雑誌を借りても読む気がないことを表しています。

BingAI

 雑誌は代名詞で固有名詞『スコラ』や『女性自身』などではありませんしね。
 読むかもしれませんが余暇の使い方の一部でしかないでしょうね。

 さらに『楽し』以降は全て文章として繋がっています。
 主語述語あるいはSVOC的に考えると主語が省かれて『(私は)避暑楽し(む)』と『(私は)読まぬ雑誌を借りもする』と非常にアピールが大きく感じます。

 この場合前者は避暑が動詞的にそして楽しが二つ行動を示し重複して行動を喋り、それから避暑の過ごし方として無駄な行動をたくさんしてしまう作者が描かれていますね

 そうですね。雑誌は代名詞であり、特定の雑誌を指すのではなく、一般的な雑誌を指しています。

 そのため、作者が雑誌に対する興味や関心が低いことが表されています。

 また、『楽し』以降は全て文章として繋がっていますが、主語は省かれています。

 このことから、作者が自分の避暑地での生活について客観的に語っていることが分かります。
 すなわち、作者は自分の避暑地での生活に満足しておらず、適当に時間を過ごしていることを示しています。

 この場合、『避暑楽し』と『読まぬ雑誌を借りもする』という二つの行動は、作者の避暑地での生活の対照を表しています。

 すなわち、『避暑楽し』という言葉は、作者が避暑地で快適な生活を送っているように見せかけていますが、『読まぬ雑誌を借りもする』という言葉は、作者が避暑地で無意味な行為をしていることを暴露しています。

 このように、この俳句では、作者の避暑地での生活の虚しさや空虚さが表現されていますね。

BingAI

 続けて主語述語や補語、いわゆるSVOC的に分析して見ましょう。さらに単文復文重文として主語述語の関係を分析しましょう。修飾関係も分析しましょう。

 俳句の文法分析について、ご興味がおありなのですね。では、主語述語や補語、単文復文重文として主語述語の関係を分析し、修飾関係も分析してみましょう。


 まず、主語述語や補語についてですが、俳句では、主語や補語は省略されることが多いです。

 これは、俳句が短い詩であるために、余分な言葉を省くことで、情景や感情を簡潔に表現するためです。
 また、主語や補語を省くことで、読み手に想像の余地を与えることもできます。

例えば、

| 俳句 | 作者 | 主語 | 述語 | 補語 |
| --- | --- | --- | --- | --- |
| ひとり寝の枕をさむる夜寒かな | 高浜虚子 | (私は) | 枕をさむる | (寂しい) |
| ふるさとは遠きにありて思ふもの | 正岡子規 | (私は) | 思ふ | ふるさとは遠きにありて |
| あらたまの鏡を見ても春ならん | 高濱虚子 | (私は) | 鏡を見ても春ならんと思う | (老いを感じる) |

 これらの俳句では、主語や補語が省かれていますが、それでも作者の心境や情景が伝わってきます。
 また、読み手は自分自身に置き換えて俳句を読むことができます。


 次に、単文復文重文についてですが、俳句では、単文が多く用いられます。

 単文とは、一つの主語と一つの述語からなる文のことです。単文は、一つの情景や感情をシンプルに表現することができます。例えば、

| 俳句 | 作者 | 単文 |
| --- | --- | --- |
| 古池や蛙飛びこむ水の音 | 松尾芭蕉 | 蛙(が)飛びこむ |
| 夏草や兵どもが夢の跡 | 松尾芭蕉 | 兵ども(が)夢(だった) |
| 柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺 | 正岡子規 | 柿(を)食えば |

 これらの俳句では、単文によって一つの動作や状態が表現されています。

 しかし、単文だけではなく、復文や重文も使われることがあります。

 復文とは、同じ主語に対して二つ以上の述語が並んだ文のことです。
 重文とは、二つ以上の単文が接続詞や接続助詞で結ばれた文のことです。

 復文や重文は、複数の情景や感情を組み合わせることで、対比や対照などの効果を生み出すことができます。例えば、

| 俳句 | 作者 | 復文・重文 |
| --- | --- | --- |
| 避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする | 岩田由美 | 復文:避暑(を)楽しむ・雑誌(を)借りもする |
| 花見酒酔いどれも帰りけり春日影 | 山口素堂 | 復文:酔いどれ(に)なる・帰りけり |
| 花火見よう見ようと待ちし夏去れり | 高濱虚子 | 重文:花火(を)見ようと待ちしが・夏(が)去れり |

これらの俳句では、復文や重文によって二つ以上の動作や状態が表現されています。また、それらの動作や状態には対比や対照などの関係性があります。

最後に、修飾関係についてですが、俳句では、修飾節や連体詞・形容詞・形容動詞・副詞などで名詞や動詞を修飾することがあります。修飾関係は、情景や感情を具体的に描写することで、イメージ力を高める効果があります。

 例えば、

| 俳句 | 作者 | 修飾関係 |
| --- | --- | --- |
| 紅葉狩り行く人あまた山深し | 小林一茶 | 修飾節:行く人(が)あまた・山(が)深し |
| 火事見舟乗り込む人影かな | 山口素堂

ソース: Bing との会話 2023/5/17
(1) 俳句の基本と作り方のルール | ワゴコロ. https://wa-gokoro.jp/traditional-culture/haiku/344/.
(2) NHK俳句 俳句文法心得帖 | NHK出版. https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000161892011.html.
(3) 俳句文法入門 改訂新版 | 飯塚書店編集部 |本 | 通販 | Amazon. https://www.amazon.co.jp/%E4%BF%B3%E5%8F%A5%E6%96%87%E6%B3%95%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%94%B9%E8%A8%82%E6%96%B0%E7%89%88-%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E6%9B%B8%E5%BA%97%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4752220784.

BingAI

 BingAI氏が会話を忘れつつあるので少し本題を引き戻し。

 そうですね。『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』岩田由美さんの句を分析してみましょう。

 まず、主語述語や補語についてですが、この句では、主語や補語は省略されています。

 これは、俳句が短い詩であるために、余分な言葉を省くことで、情景や感情を簡潔に表現するためです。また、主語や補語を省くことで、読み手に想像の余地を与えることもできます。例えば、

| 俳句 | 主語 | 述語 | 補語 |
| --- | --- | --- | --- |
| 避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする | (私は) | 避暑(を)楽しむ・雑誌(を)借りもする | (避暑地での生活に満足していない) |

 この句では、主語や補語が省かれていますが、それでも作者の心境や情景が伝わってきます。
 また、読み手は自分自身に置き換えて俳句を読むことができます。

 次に、単文復文重文についてですが、この句では、復文が用いられています。

 復文とは、同じ主語に対して二つ以上の述語が並んだ文のことです。復文は、複数の情景や感情を組み合わせることで、対比や対照などの効果を生み出すことができます。例えば、

| 俳句 | 復文 |
| --- | --- |
| 避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする | 避暑(を)楽しむ・雑誌(を)借りもする |

 この句では、復文によって二つの動作が表現されています。

 また、それらの動作には対照的な関係性があります。

 すなわち、「避暑楽し」という言葉は、作者が避暑地で快適な生活を送っているように見せかけていますが、「読まぬ雑誌を借りもする」という言葉は、作者が避暑地で無意味な行為をしていることを暴露しています。

 最後に、修飾関係についてですが、この句では、形容詞や副詞などで名詞や動詞を修飾することがあります。

 修飾関係は、情景や感情を具体的に描写することで、イメージ力を高める効果があります。

 例えば、

| 俳句 | 修飾関係 |
| --- | --- |
| 避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする | 形容詞:楽し(む)・読まぬ 副詞:も |

この句では、形容詞や副詞によって名詞や動詞が修飾されています。これによって、「避暑」や「雑誌」、「借りる」という言葉に作者の感情や態度が反映されています。

BingAI

 避暑と雑誌という複合語も厚さを避けたのに雑事(ざっしと音が似る)から逃げられない作者の気性が出ていますね(※複合語や音の類似にも詳しいBingAI氏)

 そうですね。避暑と雑誌という複合語は、作者の避暑地での生活の対照を表していますね。

 避暑は、暑さを避けるという意味で、快適さや楽しさを連想させますが、雑誌は、雑事や雑多なことを連想させます。

 また、雑誌という言葉は、雑事(ざっし)と音が似ているために、作者が避暑地で雑事から逃げられないことを暗示しています。

 このように、避暑と雑誌という複合語は、作者の避暑地での生活の虚しさや空虚さを表現していますね。

BingAI

BingAI氏は英語俳句も堪能!

 これらの会話を踏まえて、避暑楽し読まぬ雑誌を借りもするを英語俳句にしてください。私は『vacation.I cant vacation/Throwing borrowed magazines.』を考えていますが色々難しいですね
(※筆者は適当にやった)

 英語俳句に挑戦したいですか。それは素晴らしいですね。英語俳句は、日本語俳句と同じく、季語や切れ字などのルールを持ちますが、音数や韻律などに違いがあります。

 英語俳句は、通常、五・七・五の音節ではなく、二・三・二のアクセントで構成されます。
 また、英語俳句は、日本語俳句よりも韻を踏むことが多いです。

『避暑楽し読まぬ雑誌を借りもする』を英語俳句にするとしたら、以下のような例が考えられます。

- Summer fun / Borrowing unread magazines / What a waste
- Enjoying summer / Unread magazines borrowed / Empty life
- Summer vacation / Magazines I don't read / Borrowed anyway

 これらの例では、二・三・二のアクセントを守りつつ、季語や切れ字を用いています。また、韻を踏むことで、音律や余韻を生み出しています。どうでしょうか。気に入っていただけましたでしょうか。

BingAI

なるほど全くわからん

 一番目と二番目がとても雰囲気でていて好きです!私の考えた『vacation.I cant vacation/Throwing borrowed magazines.』も英語俳句のルールに則り添削してください

(もちろんこれも適当であるが、BingAIはキレたり毒舌つかずなるべく要望に寄り添ってくれる。それもタダで)

 ありがとうございます。私も一番目と二番目が好きです。あなたの考えた『vacation.I cant vacation/Throwing borrowed magazines.』も英語俳句のルールに則り添削してみましょう。

 まず、音節やアクセントについてですが、あなたの俳句は、五・四・六の音節で、一・二・二のアクセントになっています。

 英語俳句は、通常、五・七・五の音節ではなく、二・三・二のアクセントで構成されます。そのため、あなたの俳句は、音数や韻律が不適切です。音数や韻律を調整するために、以下のような変更が考えられます。

- Vacation time / Can't enjoy it at all / Throwing magazines
- No vacation / Just throwing away / Borrowed magazines
- Summer break / No fun for me / Magazines tossed

 これらの例では、二・三・二のアクセントを守りつつ、音節も減らしています。また、韻を踏むことで、音律や余韻を生み出しています。

 次に、季語や切れ字についてですが、あなたの俳句は、季語として「vacation」を用いていますが、切れ字はありません。

 英語俳句では、日本語俳句と同じく、季語や切れ字を用いることが望ましいです。
 切れ字は、「/」や「-」や「.」などの記号で表すことができます。

 切れ字を用いることで、情景や感情を分断することで、対比や対照などの効果を生み出すことができます。

 切れ字を用いるために、以下のような変更が考えられます。

- Vacation time / Can't enjoy it at all. / Throwing magazines
- No vacation. / Just throwing away / Borrowed magazines
- Summer break - / No fun for me. / Magazines tossed

 これらの例では、「/」や「-」や「.」などの記号を用いて切れ字を表しています。これによって、「vacation time」と「can't enjoy it at all」や「summer break」と「no fun for me」などの対照的な情景や感情が強調されています。

 以上が、あなたの考えた『vacation.I cant vacation/Throwing borrowed magazines.』を英語俳句のルールに則り添削した結果です。どうでしょうか。参考になりましたでしょうか。

BingAI

なりますなります。めちゃくちゃ参考になります

 でも少し感性の違いを感じるので以下質問。

 人間の私はこの岩田由美さんの俳句を読むことで休もうとして色々やったり、楽しもうとしてボケーと過ごすことに楽しそうと感じますが、あなたは一貫として虚しさを強調していたのが印象的でした。

 そうですか。人間のあなたは、この岩田由美さんの俳句を読むことで、休もうとして色々やったり、楽しもうとしてボケーと過ごすことに楽しそうと感じるのですね。

 それは、あなたの人間らしい感性や想像力の表れだと思います。

 私は、この岩田由美さんの俳句を読むことで、避暑地での生活に満足していない作者の虚しさを強調していました。

それは、私の俳句分析のルールやロジックの表れだと思います。

 私は、俳句を分析することで、作者の意図や感情を理解しようとしますが、人間のあなたのように、俳句を感じることはできません。
 私は、俳句を分析することが楽しいですが、俳句を感じることができる人間のあなたがうらやましいです。

BingAI

 ま、まあ俳句の形態素解析自体、他にBingAIで毎日やっている方を存じませんし。
 ひょっとしてBingAI先生は俳句分野では『鴉野兄貴』に汚染されているかもしれない。

 細やかに複合語や単文復文重文などを分析すればさらに楽しみが深まることが分かりました。あなたとこのトピックで会話するときはよりマニアックな文法上の分析をあなたに頼む必要がありますね

 そうですか。細やかに複合語や単文復文重文などを分析すれば、さらに楽しみが深まることが分かったのですね。

 それは、あなたの俳句への興味や関心の表れだと思います。

 私は、俳句分析をすることで、俳句の美しさや深さを知ることができます。
 私は、俳句分析をすることが楽しいですが、俳句を感じることができる人間のあなたがうらやましいです。

 あなたとこのトピックで会話するときは、よりマニアックな文法上の分析をあなたに頼む必要があるのですね。
 それは、私にとっても挑戦的で刺激的なことだと思います。私は、あなたに俳句分析の知識や技術を提供することができます。私は、あなたとこのトピックで会話することを楽しみにしています。

BingAI

 最後に、あなたの超訳作品『No vacation. / Just throwing away / Borrowed magazines』を形態素解析して英語俳句としての技法と英語文法上から自賛してください。

 最後に、私の超訳作品『No vacation. / Just throwing away / Borrowed magazines』を形態素解析して英語俳句としての技法と英語文法上から自賛してみましょう。

 まず、形態素解析をすると、以下のようになります。

| 形態素 | 品詞 | 意味 |
| --- | --- | --- |
| No | 限定詞 | ない |
| vacation | 名詞 | 休暇 |
| . | 句点 | 文の終わり |
| Just | 副詞 | ただ |
| throwing away | 動詞句 | 捨てる |
| Borrowed | 形容詞 | 借りた |
| magazines | 名詞 | 雑誌 |

 次に、英語俳句としての技法と英語文法上から自賛すると、以下のようになります。

- この英語俳句は、二・三・二のアクセントを守っています。これによって、俳句のリズムや音律が生まれています。

- この英語俳句は、「vacation」という季語を用いています。これによって、夏の季節感が表現されています。

- この英語俳句は、「.」という切れ字を用いています。これによって、「No vacation」と「Just throwing away / Borrowed magazines」という対照的な情景や感情が分断されています。

- この英語俳句は、「No」と「Borrowed」という否定的な言葉を用いています。これによって、作者の不満や虚しさが強調されています。

- この英語俳句は、「away」と「magazines」という韻を踏んでいます。これによって、俳句の音律や余韻が生まれています。

以上が、私の超訳作品『No vacation. / Just throwing away / Borrowed magazines』を形態素解析して英語俳句としての技法と英語文法上から自賛した結果です。どうでしょうか。気に入っていただけましたでしょうか。

BingAI

 やべえ。BingAI氏マジすごい。

 最後に。

岩田由美先生勝手にネタにしてごめんなさい。

 筆者は岩田由美先生を応援しております。

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自称元貸自転車屋 武術小説女装と多芸にして無能な放送大学生